Web制作者のための基本知識|HTML・WordPress・メールのサーバー構成まとめ


はじめに

Web制作をしていると「HTMLはどのサーバーで動くの?」「WordPressは何が必要?」「メールってどう送られているの?」という基本的な疑問に直面します。この記事では、HTMLサイト・WordPress・メールのそれぞれに必要なサーバーの種類や役割について、初心者向けにやさしく解説します。


1. HTMLサイトのサーバー構成

🔸 どんなサイトに使われる?

静的なWebサイト(例:会社の紹介ページ、ポートフォリオなど)では、HTML・CSS・JavaScriptだけで構成され、データベースやPHPを使わないのが一般的です。

🔸 使用するサーバーの種類

  • Webサーバー(静的)
    • HTMLや画像、CSSなどをそのままブラウザに配信

🔸 代表的なWebサーバー

サーバー名特徴
Apacheオープンソースの定番Webサーバー
Nginx軽量で高速。大規模サイト向け
Vercel / NetlifyJamstackや静的サイトに特化。Git連携で自動デプロイ可能

2. WordPressのサーバー構成

🔸 どんなサイトに使われる?

ブログや企業サイト、ECサイトなど、データベースとPHPを使用した動的サイトに向いています。

🔸 必要なサーバー構成(いわゆる「LAMP構成」)

コンポーネント内容
LinuxサーバーのOS(Ubuntuなど)
Apache / NginxWebサーバー
MySQL / MariaDBデータベース
PHPWordPress本体を動かすプログラム言語

🔸 代表的なサーバー環境

環境名用途
XAMPP / MAMP / Localローカル開発用
ConoHa WING / さくらのレンタルサーバー本番公開用のレンタルサーバー
AWS EC2 / Lightsail自由に構築できるクラウド型

3. メールのサーバー構成

🔸 メールも「サーバー」が必要?

はい。WordPressの問い合わせフォームGmailのようなサービスでも、裏では専用のメールサーバーが動いています。

🔸 サーバーの種類と役割

種別プロトコル役割
SMTPサーバーSMTPメールの送信を担当
POP3/IMAPサーバーPOP3/IMAPメールの受信を担当

🔸 代表的なメールサーバー

サービス名特徴
Gmail(Google Workspace)クラウドベースで高信頼性
SendGrid / MailgunWordPressなどの通知メール送信用に使われる
さくらのメールボックス独自ドメインで簡単に運用可能
Postfix / Exim / DovecotVPSなどで自前運用したい場合の定番ソフト

✅ まとめ:3つのサーバー構成 比較表

項目サーバーの種類使用例・ソフト名など
HTMLWebサーバー(静的)Apache / Nginx / Vercel / Netlify
WordPressWebアプリケーションサーバーApache + PHP + MySQL(XAMPP, Localなど)
メールメールサーバーSMTP + IMAP(Gmail, SendGrid, Postfix等)

おわりに

HTML・WordPress・メールは、どれもWebサイト運用に欠かせない要素ですが、それぞれ異なる種類のサーバーが動いています。Web制作者として「この処理はどのサーバーで動いているのか?」を意識することで、トラブルの対処力や提案力もアップします。

今後、サーバー構築やレンタルサーバー選びをするときの参考にしてください!

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おすすめChromeプラグイン一覧

プラグイン名特徴
GoFullPageウェブページ全体のスクリーンショットを簡単に取得できるブラウザ拡張機能です。
ColorZilla色を抽出するための拡張機能です。
WhatFontウェブページ上のフォントの情報を簡単に確認できるブラウザ拡張機能です。
PerfectPixelデザイナーが作成したデザインと実際にコーディングされたウェブページがどの程度一致しているかを確認・調整するためのブラウザ拡張機能です。

模写の手順

ステップ内容
ステップ 1構図を手書きか全画面スクショ(Go full page等)した後、ペイントツールで四角で囲い、大まかなclass,命名規則をあらかじめ決める。
ステップ 2HTMLの基本構造を作成する
ステップ 3CSSでレイアウトを模写する
ステップ 4 中級〜JavaScriptを追加して動きを再現する
ステップ 5最終調整を行い、検証ツールやPerfectPixel(chromeプラグイン)などで完成を確認する。