【初心者向け】Webデザインのためのフォント選び完全ガイド|迷わない選び方とおすすめ書体


【初心者向け】Webデザインのためのフォント選び完全ガイド|迷わない選び方とおすすめ書体

はじめに|フォント選びに自信がないあなたへ

「フォントを選ぶとき、なんとなくで決めてしまう」
「見た目は気になるけど、何が良いのか分からない」

そんな悩みを持つWebデザイン初心者に向けて、この記事ではフォント選びの基本から、実践で使えるおすすめ書体まで丁寧に解説します。

見た目の“雰囲気”だけでなく、「読みやすさ」「印象」「シーン別の使い分け」まで体系的に理解することで、もうフォントに迷わなくなります。


1. フォント選びに迷う理由とは?

初心者がフォント選びに迷ってしまう理由は主に以下の3つです:

  • 種類が多すぎて比較ができない
  • 明確な選定基準がない
  • 好き嫌い・なんとなくで決めてしまう

フォントは“直感”で選ばれがちですが、実は明確な選び方のルールがあります。


2. フォントの種類と特徴を理解しよう

🔤 サンセリフ体(ゴシック系)

  • 線が均一でシンプル。デジタル感があり、現代的で読みやすい。
  • 例:メイリオ、游ゴシック、Roboto、Open Sans

🔠 セリフ体(明朝系)

  • 文字の端に飾り(セリフ)がついており、伝統的・落ち着いた印象。
  • 例:游明朝、Times New Roman、Noto Serif

🧢 手書き風・装飾系

  • 親しみやすさ・楽しさ・個性を出すのに使えるが、多用は避ける。
  • 例:Rounded M+, Dancing Script, Zen Maru Gothic

3. フォント名と印象の一覧表(日本語・英語)

フォント名種類印象・特徴使用場面例
メイリオ(Meiryo)サンセリフ丸み・読みやすい・親しみ本文、ブログ、UI全般
游ゴシック体サンセリフスマート・洗練・読みやすさLP、サービス紹介、本文
ヒラギノ角ゴサンセリフ端正・やや硬め・プロ感企業系サイト、見出し
Noto Sans / Serif両方ありGoogle推奨・国際化対応・整った印象多言語サイト、Webサービス
游明朝体セリフ上品・落ち着いた印象長文、メディア系記事
Rounded M+装飾やさしい・親しみやすい子ども・教育・女性向け
Roboto / Inter英語クリーン・近代的・万能型UI、アプリ、英語本文

4. フォント選びの判断基準5つ

  1. 読みやすさ(可読性):本文やUIでは最優先事項。
  2. 印象・トーン:やさしい、信頼感、遊び心、格式など
  3. 文字数の量:長文か、タイトルか、などで差をつける
  4. 対象読者・サービスの特性:ビジネス?キッズ向け?
  5. マルチデバイス対応:WindowsとMacでの表示差も考慮

5. シーン別おすすめフォントセット(日本語サイト向け)

🏢 ビジネス・信頼重視

  • 見出し:ヒラギノ角ゴ
  • 本文:游ゴシック体

💡 教育・親しみやすさ重視

  • 見出し:Rounded M+
  • 本文:メイリオ

✨ 高級感・落ち着き重視

  • 見出し:游明朝体
  • 本文:Noto Serif

6. NGなフォントの使い方とは?

  • 明朝体とゴシック体が混在している(統一感が崩れる)
  • 装飾フォントを本文に使ってしまう(可読性が低下)
  • フォントの種類を使いすぎる(2〜3種類が限度)
  • 行間・文字間が詰まりすぎ or 空きすぎている

まとめ|フォント選びに“基準”を持とう

フォント選びに迷う最大の原因は、「選ぶ軸がない」ことです。

まずは、1つのベースフォント(本文用)を決めて、
次に見出し用やアクセント用
を組み合わせていくという方法が最もシンプルで再現性があります。

これからは“なんとなく”ではなく、“理由のある選択”をしていきましょう。


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