jQueryで学ぶ動的なWeb操作|初心者向け練習問題と解答例


はじめに

jQueryは、HTMLやCSSを操作してWebページを動的にするためのライブラリです。本記事では、jQueryの基本を学べる練習問題を紹介します。JavaScriptを直接書くよりも簡潔にコードを書けるため、初心者でも扱いやすいのが特徴です。

練習問題には解答例も用意していますので、実際に手を動かしながら学んでいきましょう。


練習問題


問題1: テキストの内容を変更する

HTMLの<p>要素のテキストを、クリックした際に別の文章に変更してください。

<div class="text-box">
  <p>ここをクリックして変更しよう!</p>
  <button id="change-text">テキストを変更</button>
</div>

ポイント

  • click()メソッドを使用します。
  • テキストの変更にはtext()メソッドを活用します。

問題2: 背景色を動的に切り替える

以下のボタンをクリックするたびに、背景色がランダムに切り替わるようにしてください。

<div class="color-box">
  <button id="change-bg">背景色を変更</button>
</div>

色をランダムに生成するにはMath.random()を使います。CSSの背景色変更にはcss()メソッドを使用します。


問題3: 要素をフェードイン・アウトさせる

以下のボタンをクリックするたびに、<div>要素がフェードインまたはフェードアウトするアニメーションを追加してください。

<div class="fade-box">
  <div class="fade-item">フェード効果を試してみよう!</div>
  <button id="fade-toggle">フェード切り替え</button>
</div>

ポイント

  • フェードイン・アウトにはfadeToggle()メソッドを使用します。
  • アニメーションのスピードを指定することも可能です。

問題4: 要素の追加と削除

以下のリストに、新しい項目を追加したり削除したりする機能を実装してください。

<div class="list-box">
  <ul id="dynamic-list">
    <li>項目1</li>
    <li>項目2</li>
  </ul>
  <button id="add-item">項目を追加</button>
  <button id="remove-item">項目を削除</button>
</div>

ポイント

  • 要素の追加にはappend()メソッドを使用します。
  • 削除にはremove()メソッドを使用します。

解答例

▶ 問題1解答例
$('#change-text').click(function() {
  $('.text-box p').text('テキストが変更されました!');
});

▶ 問題2解答例
$('#change-bg').click(function() {
  const randomColor = '#' + Math.floor(Math.random()*16777215).toString(16);
  $('.color-box').css('background-color', randomColor);
});

▶ 問題3解答例
$('#fade-toggle').click(function() {
  $('.fade-item').fadeToggle('slow');
});
.fade-box {
  text-align: center;
  margin: 20px;
}

.fade-item {
  display: inline-block;
  padding: 20px;
  background-color: #f0f0f0;
  color: #333;
  border: 1px solid #ccc;
  border-radius: 4px;
  margin-bottom: 10px;
}

▶ 問題4解答例
$('#add-item').click(function() {
  $('#dynamic-list').append('<li>新しい項目</li>');
});

$('#remove-item').click(function() {
  $('#dynamic-list li:last-child').remove();
});


まとめ

jQueryを使うと、少ないコードで動的なWebページを作成できます。今回の練習問題を通じて、jQueryの基本操作や便利なメソッドを理解することができます。まずは基本を押さえて、応用的な動きを作れるようにチャレンジしてみてください。

✪ 画像素材がないものはランダムで表示されるようになっています。フリー素材などでご用意ください。

おすすめChromeプラグイン一覧

プラグイン名特徴
GoFullPageウェブページ全体のスクリーンショットを簡単に取得できるブラウザ拡張機能です。
ColorZilla色を抽出するための拡張機能です。
WhatFontウェブページ上のフォントの情報を簡単に確認できるブラウザ拡張機能です。
PerfectPixelデザイナーが作成したデザインと実際にコーディングされたウェブページがどの程度一致しているかを確認・調整するためのブラウザ拡張機能です。

模写の手順

ステップ内容
ステップ 1構図を手書きか全画面スクショ(Go full page等)した後、ペイントツールで四角で囲い、大まかなclass,命名規則をあらかじめ決める。
ステップ 2HTMLの基本構造を作成する
ステップ 3CSSでレイアウトを模写する
ステップ 4 中級〜JavaScriptを追加して動きを再現する
ステップ 5最終調整を行い、検証ツールやPerfectPixel(chromeプラグイン)などで完成を確認する。