Webマーケティング用語一覧|CPC・CTR・CVなど基本をわかりやすく解説


Webマーケティングでは「CPCとは?」「CTRの意味」「CVRの計算方法」など、略語や専門用語が数多く登場します。広告運用やアクセス解析を行う上で、これらの指標を理解することはとても重要です。
本記事では、Webマーケティングでよく使われる略語を一覧でわかりやすく解説し、CPCやCVR、ROASといった指標の意味や計算方法、目安も紹介します。

しかし、これらの用語はWeb上での集客やコンバージョン最適化(CV改善)において、成果を正しく測るために欠かせない指標です。

本記事では、Webマーケティングに携わるなら必ず知っておきたい基本用語を、わかりやすい言葉で丁寧に解説します。ぜひブックマークして、実務や学習の参考にしてください。


CPC(Cost Per Click)|クリック単価

CPCとは「Cost Per Click」の略で、1クリックあたりにかかる広告費用(クリック単価)を指します。

CPCは「広告が1回クリックされるごとにかかる費用」のことです。Google広告やYahoo!広告など、クリック課金型の広告で主に使われます。

  • 例:広告費 1,000円で20クリック発生 → CPC=50円

CPCが高すぎる場合は、キーワードの競合が激しい、もしくは広告の品質スコアが低い可能性があります。広告の見直しやターゲティングの最適化が必要です。


CTR(Click Through Rate)|クリック率

CTRは、広告やリンクが表示された回数(インプレッション)に対して、実際にクリックされた割合を示す指標です。

  • 計算式:CTR =(クリック数 ÷ 表示回数)× 100(%)
  • 例:広告が1000回表示され、50回クリック → CTR=5%

CTRが高いほど「訴求力が強い広告・リンク」であるといえます。タイトルや画像の工夫でCTRを改善できます。


CV(Conversion)|コンバージョン

CVとは「ユーザーが広告やサイトで起こす、最終的な成果(行動)」のことを指します。たとえば以下のようなアクションです。

  • 商品購入
  • 資料請求
  • メルマガ登録
  • お問い合わせ送信

Webマーケティングでは、このCVの数を増やすことが最重要目標となります。


CVR(Conversion Rate)|コンバージョン率

CVRは「クリックしたユーザーのうち、何%がCVに至ったか」を示す指標です。

  • 計算式:CVR =(CV数 ÷ クリック数)× 100(%)
  • 例:クリック100件でCV10件 → CVR=10%

CVRが低い場合は、ランディングページ(LP)の内容が分かりづらい、導線が悪いなどの可能性があります。


CPA(Cost Per Acquisition)|獲得単価

CPAは「1件のCV(顧客獲得)にかかった広告費用」です。

一般的にCPAの目安は、商品価格や利益率によって変動します。たとえば単価が高い商品ではCPAが数千円でも許容されることがあります。

  • 計算式:CPA=(広告費 ÷ CV数)
  • 例:広告費10,000円でCVが5件 → CPA=2,000円

広告運用において、最も重要なKPI(重要指標)の一つです。CPAが高すぎる=非効率な広告運用なので、対策が必要です。


CPM(Cost Per Mille)|インプレッション単価

CPMは「広告が1,000回表示されるごとに発生する費用」のことです。クリックではなく「表示回数」に対して課金される広告モデルで、ブランディング広告などに適しています。

  • 例:CPM=¥500なら、広告が1000回表示されるごとに500円かかる

ROAS(Return on Ad Spend)|広告費用対効果

ROASは「広告費に対して、どれくらい売上を上げられたか」を表す指標です。

ROASは「売上 ÷ 広告費 × 100」で計算されます。たとえば広告費10,000円で売上50,000円の場合、ROASは500%です。

  • 計算式:ROAS =(売上 ÷ 広告費)× 100(%)
  • 例:広告費10,000円で売上50,000円 → ROAS=500%

この数値が高ければ高いほど、効率的な広告運用ができているといえます。


LTV(Lifetime Value)|顧客生涯価値

LTVは、1人の顧客が企業にもたらす利益の合計値のことです。1回の購入ではなく「長期的なリピーター」や「継続課金型ビジネス」では特に重要な指標です。

  • 例:月額5,000円 × 平均継続月数12ヶ月 → LTV=60,000円

LTVが高いビジネスでは、多少CPAが高くても問題ないケースもあります。


その他のよく使う用語

インプレッション(IMP)

広告やコンテンツがユーザーに表示された回数。クリックされなくても表示されればカウントされます。

ページビュー(PV)

Webページが読み込まれた回数。1人が1ページを3回読み込んだら、PVは3となります。

ユニークユーザー(UU)

同じ人が何度訪れても「1ユーザー」としてカウント。訪問者の“人数”を表します。

セッション

ユーザーがサイトに訪れてから離脱するまでの一連の行動を「1セッション」としてカウントします。

直帰率(Bounce Rate)

ユーザーが最初に訪れたページのみ見て離脱した割合。高いと「ページに魅力がない」可能性があります。

離脱率(Exit Rate)

各ページごとに、サイトからの離脱に至った割合。どのページで離脱が多いかの判断材料になります。


広告の種類に関する用語

リスティング広告

GoogleやYahoo!などの検索結果に表示されるテキスト広告。検索意図に応じた広告表示ができ、CV率が高い傾向があります。

ディスプレイ広告

バナーや動画などの視覚的な広告で、Webサイトやアプリに表示されます。視認性が高く、認知拡大に効果的です。


まとめ|マーケ用語は“成果の見える化”のためにある

ここまで紹介した用語は、Webマーケティングで頻出する略語ばかりです。「CVRとは?」「ROASの計算方法がわからない」といった疑問にすぐ答えられるようになると、広告運用の理解も格段に深まります。

これらの用語はすべて、Web上での施策が「うまくいっているのか」「改善が必要なのか」を判断するための基準になります。

数字に強くなると、LPや広告の改善も「なんとなく」から「根拠のある判断」へと進化できます。
まずはこの記事で紹介した用語をしっかりと理解し、自分のプロジェクトに当てはめてみるところから始めてみましょう!


よくある質問(FAQ)

Q. Webマーケティング初心者が最初に覚えるべき指標は?
→「CPC」「CTR」「CV」「CVR」「CPA」の5つは必須です。

Q. 数字を見るのが苦手ですが、克服できますか?
→ はい。表やグラフで可視化すると理解しやすくなります。ツール(Google広告、GA4など)の活用がおすすめです。

Q. CPAが高すぎます。何から見直すべきですか?
→ ターゲティング、広告文、LPの訴求、導線など。CVRを改善すればCPAは下がります。

Q. CPCとは何の略ですか?
→ CPCは「Cost Per Click」の略で、広告が1回クリックされるごとに発生する費用のことです。がります。

Webマーケティング用語一覧

用語読み方意味・説明
CPCCost Per Click1クリックごとにかかる広告費用(クリック単価)
CTRClick Through Rate広告の表示回数に対するクリック率
CVConversion商品購入や資料請求などの成果
CVRConversion Rateクリック数に対するCVの割合(CV率)
CPACost Per Acquisition1件のCVにかかる広告費用(獲得単価)
CPMCost Per Mille広告が1000回表示されるごとの単価
ROASReturn On Ad Spend広告費に対して得られた売上(広告費用対効果)
LTVLifetime Value1人の顧客がもたらす生涯の利益
IMPImpression広告が表示された回数
PVPage Viewページが読み込まれた回数
UUUnique User一定期間内のユニークな訪問者数(重複なし)
直帰率Bounce Rate1ページだけ見て離脱した割合
離脱率Exit Rateそのページからサイトを離れた割合
セッションSession訪問から離脱までの一連のユーザー行動
リスティング広告Listing Ads検索結果に表示されるテキスト型の広告
ディスプレイ広告Display Adsバナーや画像を用いた視覚的なWeb広告

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プラグイン名特徴
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ステップ内容
ステップ 1構図を手書きか全画面スクショ(Go full page等)した後、ペイントツールで四角で囲い、大まかなclass,命名規則をあらかじめ決める。
ステップ 2HTMLの基本構造を作成する
ステップ 3CSSでレイアウトを模写する
ステップ 4 中級〜JavaScriptを追加して動きを再現する
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