makeshopの料金と損益分岐|BASE・カラーミー・Shopifyと実額比較


makeshop(メイクショップ/旧表記 MakeShop)は、GMOメイクショップ株式会社が提供するASP型のECサイト構築サービスです。販売手数料は0円ですが、そのぶん固定費が高く、プレミアムプランではショップ月額13,750円(税込)にクレジットカード決済の月額1,650円が加わり、毎月15,400円が売上に関係なく発生します。

つまりmakeshopは「安いカート」ではなく「売れるほど有利になるカート」です。したがって判断材料は機能の数ではなく、自分の月商でどのカートの実効コスト率が最も低くなるかの一点に絞れます。

この記事では、makeshop・BASE・カラーミーショップ・Shopifyの各公式ページから2026年8月2日に取得した現行価格だけを使い、損益分岐となる月商を計算します。掲載した数値にはすべて出典URLと取得日を付けています。自社に不利な結論(makeshopが常に高くなる相手がいること)も削らずに書きます。


結論|makeshopが安くなるのは月商いくらからか

先に答えを出します。makeshopプレミアム(固定費15,400円/カード決済3.19%〜)を基準に、主要なASPカートとの損益分岐点を計算すると次のようになります。計算式と前提は後述の検証章で全部開示しています。

比較するプラン分岐点の月商分岐点を超えたときに安いのは
BASE スタンダード約36.6万円makeshop
BASE グロース(年払)約40.7万円BASEグロース(向きが逆)
カラーミーショップ ラージ分岐点なし常にカラーミー(月5,805円差)
カラーミーショップ レギュラー約498万円makeshop
Shopify ベーシック(年払)約326万円makeshop

読み方は3つです。第一に、BASEスタンダードのような固定費0円のカートに対しては、月商およそ33〜40万円を超えたところでmakeshopが逆転します(幅があるのはBASEに1注文40円の従量手数料があり、客単価で分岐点が動くためです)。

第二に、BASEグロースだけは向きが逆です。makeshopのほうが固定費は安く手数料率は高いため、月商が約40.7万円を超えると今度はBASEグロースのほうが安くなります。

第三に、カラーミーショップ ラージに対しては分岐点が存在しません。カード決済手数料が同じ3.19%〜で、固定費だけが月5,805円高いためです。月商がいくら増えても、この差は縮まりません。makeshopを選ぶ理由は価格ではなく、機能とサポートとエンタープライズへの伸びしろのほうにあります。


makeshopの実額(2026年8月時点)

makeshopの一般向けプランはプレミアムとエンタープライズの2つです。公式の料金表は税込表記で統一されています。

項目プレミアムエンタープライズ
月額費用(税込)13,750円55,000円〜
初期費用(税込)11,000円11,000円〜
商品登録数10,00050,000
販売手数料0円0円
副管理者ID5アカウント〜20アカウントまで無料
画像サーバー100MB(最大10GB)30GB
メールアカウント3アカウント10アカウント
配送方法の登録数15種類50種類

出典:makeshop公式「料金プラン」(2026年8月2日取得)

見落とされやすいのは商品登録数の上限です。プレミアムは10,000商品、エンタープライズは50,000商品で、50,000を超える場合は専用サーバープランの相談になります。「商品数に制限がない」と書いている解説を見かけますが、公式の料金表には明確に上限が書かれています。画像サーバーがプレミアムで100MBという点も、商品点数が多い店舗では早い段階で効いてきます(オプション「ギガプラス10」で最大10GBまで拡張可能)。

長期契約割引を使うといくらになるか

プレミアムプランは契約期間をまとめると月額が下がります。1ヶ月契約を毎月更新するのが最も高くつきます。

契約期間月額(税込)割引率
1ヶ月契約13,750円
6ヶ月契約13,063円5%OFF
12ヶ月契約12,375円10%OFF
24ヶ月契約11,688円15%OFF

長期契約の利用料は一括払いで、分割払いは受け付けていません。初期費用は割引の対象外です。また同一名義で複数契約する場合、2店舗目以降の初期費用11,000円が無料になる複数店舗割引もあります。この記事の計算はすべて割引なしの1ヶ月契約(13,750円)を基準にしています。24ヶ月契約なら固定費が月13,338円まで下がるため、後述の分岐点はその分だけ下がります。

なお、契約前に15日間のプレミアムプラン無料体験で管理画面を触れます。商品登録とカテゴリ設定を実際に何件か流してみると、自分の商材で運用が回るかは短時間で判断できます。

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「販売手数料0円」の実際|固定費は月15,400円になる

makeshopの「販売手数料0円」は現在も事実です。売上に対して何%かを持っていかれる仕組みは存在しません。ただしこれはカード決済手数料が0円という意味ではありません。カード決済を使う以上、決済サービスの費用が別に乗ります。

makeshop利用者向けの決済パッケージ「makeshopペイメント」でクレジットカード決済を使う場合、プレミアムプランは月額1,650円+決済手数料3.19%〜、エンタープライズプランは月額0円+3.14%です。したがってプレミアムの毎月の固定費は次のようになります。

内訳金額(税込)
ショップ月額(プレミアム)13,750円
makeshopペイメント(カード決済)1,650円
毎月の固定費 合計15,400円
初期費用(初回のみ)11,000円

出典:makeshop公式「makeshopペイメント」(2026年8月2日取得)

3.19%には適用条件がついている

ここは見積もりを組むうえで一番重要な注意点です。公式の料金プラン表でプレミアムの決済手数料3.19%には注釈が付いており、その中身は「決済金額が、VISA/Mastercard と JCB/American Express/Diners のカード区分でそれぞれ月50万円以上の場合」です。つまり月商が小さいうちは3.19%が適用されない可能性があります。

条件を満たさないときの料率は公式サイトに掲載されていないため、この記事では確認できていません。したがって後述の分岐点は「3.19%が適用される前提での最も makeshop に有利な数字」であり、実際の分岐点はこれより上振れする可能性があります。見積もりを固める段階では、必ず自分の決済ボリュームを提示して個別に料率を確認してください。

ちなみに公式トップページには「クレジットカード決済手数料も3.14%〜」と書かれていますが、この3.14%はエンタープライズプランの料率です。プレミアムで検討している場合に3.14%で計算すると見積もりがずれます。決済まわりを詰めるときは、料率と同時にサイトに掲載する決済ブランドロゴのルールも確認しておくと、公開直前の手戻りを減らせます。


自分の月商で損益分岐を計算する

ここからが本題です。月額を並べただけの比較記事では判断できません。固定費と手数料を合算した実効コスト率に直すと、どのカートが自分にとって安いかが一意に決まります。手元の数字を3つ用意すれば5分で出せます。

手順1|自分の3つの数字を出す

  1. 直近3ヶ月の平均月商(円)
  2. 同じ期間の平均月間注文件数(件)
  3. 客単価=月商 ÷ 注文件数(円)

これから開業する場合は、目標月商と想定客単価を入れます。客単価が必要なのは、BASEスタンダードのように1注文あたり40円といった従量手数料を持つプランがあるためです。客単価が低いほど、件数課金のあるプランは不利になります。

手順2|実効コスト率を計算する

使う式は1本だけです。

実効コスト率(%)= 月額固定費 ÷ 月商 × 100 + 決済手数料率(%) + サービス利用料率(%) + 1件あたり固定手数料 ÷ 客単価 × 100

makeshopプレミアムを月商50万円で当てはめると、15,400 ÷ 500,000 × 100 = 3.08%、これに決済手数料3.19%を足して6.27%です。サービス利用料と件数課金は0なので加算されません。同じ条件のBASEスタンダードは、固定費0%+決済3.6%+サービス利用料3%+40円÷客単価5,000円×100(=0.8%)で7.40%になります。この時点でmakeshopのほうが安いと判定できます。

客単価5,000円で月商を動かしたときの実効コスト率をまとめると次のとおりです。送料・梱包費・広告費は含めず、カート利用にかかる費用だけを対象にしています。

月商makeshop プレミアムBASE スタンダードカラーミー ラージ
30万円8.32%7.40%6.39%
50万円6.27%7.40%5.11%
100万円4.73%7.40%4.15%
300万円3.70%7.40%3.51%

BASEスタンダードの行が7.40%で一定なのは、固定費が0円で率だけの課金だからです。固定費を持つプランは月商が増えるほど率が下がり、どこかで必ず交差します。この交差点が損益分岐点です。

手順3|分岐点と照合して合否を判定する

分岐点は「固定費の差 ÷ 手数料率の差」で求まります。makeshopとBASEスタンダードなら、固定費の差は15,400円、率の差は(3.6%+3%+40円÷客単価)−3.19% です。客単価別に解くと次の値になります。

客単価BASEスタンダードとの分岐月商
3,000円約32.5万円
5,000円約36.6万円
10,000円約40.4万円

合否ラインはこうなります。自分の月商が上表の値を超えていれば、makeshopの固定費は回収できています。超えていなければ固定費が重いだけなので、固定費0円のBASEスタンダードのほうが安く済みます。

ここで止めずに、もう1つだけ確認してください。分岐点を超えていても、カラーミーショップ ラージとの差額(月5,805円・年間69,660円)を機能差で正当化できないなら、makeshopを選ぶ理由は価格側には残りません。両者はカード決済手数料が同じ3.19%〜なので、月商がいくら増えてもこの差は一定です。BtoB受注・卸売の作り込み、エンタープライズへの移行余地、伴走型のサポートといった価格以外の要素で説明できるかどうかが、実質の判断ポイントになります。

この「固定費と手数料率を1つの実効率に畳んでから分岐点を出す」やり方は、カートに限らずプラットフォーム手数料の判断すべてに使えます。たとえばApp Storeの手数料を15%に下げる申請で得かどうかを見るときも、考え方はまったく同じです。

最後に必ず再確認してください。ここに載せた金額はすべて2026年8月2日時点の公式ページの値です。SaaSの価格は改定されます。計算を終えたらmakeshop公式の料金プランページと各社の料金ページで当月の実額を突き合わせ、数値が変わっていたら固定費と料率だけ差し替えて同じ式に入れ直してください。式そのものは価格改定の影響を受けません。


他ASPとの実額比較(2026年8月2日取得)

比較に使った各社の現行価格を分けて掲載します。項目が多いので、固定費の表と手数料の表に分けています。価格はすべて各社の公式料金ページから直接取得したものです。

月額費用と初期費用

サービス・プラン月額費用初期費用
makeshop プレミアム13,750円11,000円
makeshop エンタープライズ55,000円〜11,000円〜
カラーミー レギュラー4,950円3,300円
カラーミー ラージ9,595円3,300円
BASE スタンダード0円0円
BASE グロース16,580円(年払)/19,980円(月払)0円
Shopify ベーシック3,650円(年払)/4,850円(月払)0円
Shopify グロース10,100円(年払)/13,500円(月払)0円

決済手数料とそのほかの課金

サービス・プランカード決済手数料そのほかの課金
makeshop プレミアム3.19%〜決済の月額1,650円/販売手数料0円
makeshop エンタープライズ3.14%決済の月額0円/販売手数料0円
カラーミー レギュラー3.4%〜カード決済の月額費用なし
カラーミー ラージ3.19%〜カード決済の月額費用なし
BASE スタンダード3.6%+40円/件サービス利用料3%
BASE グロース2.9%サービス利用料0円
Shopify ベーシック3.55%+0円〜
Shopify グロース3.4%+0円〜

出典(すべて2026年8月2日取得):makeshop公式「料金プラン」カラーミーショップ公式「プラン・料金一覧」カラーミーペイメントの利用料金BASE公式「料金」Shopify公式「料金プラン」

比較するときに踏んではいけない前提のズレ

  • 税表記の基準が揃っていない。makeshopとカラーミーショップは公式に「価格表記はすべて税込」と明記されていますが、BASEとShopifyの料金ページには税込・税抜の記載がありません。「全部税込で比較した」とは書けない状態です。
  • Shopifyの表示価格は既定が年払い。月払いに切り替えると金額が変わります。年払いと月払いを混ぜて並べると比較になりません。
  • 手数料率はどれも「〜」付きの下限値。審査や決済ボリュームで実際の料率は変わります。分岐点は下限値どうしを突き合わせた理論値だと理解してください。
  • カート側の他社比較ページを引用元にしない。取得時点や条件が揃っておらず、各社公式の現行価格と一致しないことがあります。比較の一次ソースは必ず各社の公式料金ページにします。

なお、カラーミーショップのプレミアムプランは同一ページ内に「35,640円〜」と「39,600円」の2つの値が併記されており、どちらを正とすべきか判断できなかったため、この記事の比較からは外しています。


WordPressと併用するときの追加コスト

Web制作の現場でmakeshopの見積もりが崩れやすいのがここです。makeshopには「WordPress連携オプション」があり、別サーバーに置いたWordPressのページを、makeshopで運営しているショップURLの傘下として見せられます。ブログやコンテンツをショップと同一ドメイン配下に置きたい案件では実質必須になります。

このオプションの料金は初期費用110,000円(税抜100,000円)・月額無料です。月額がかからない代わりに初期で11万円が乗るため、初年度の総額に効きます。プレミアムプランで初年度にかかる費用を積むと、ショップ初期費用11,000円+WordPress連携の初期費用110,000円+固定費15,400円×12ヶ月=305,800円が下限になります(割引・オプション・制作費は除く)。

出典:makeshop公式「WordPress連携オプション」(2026年8月2日取得)

公式はこの連携のメリットとして、同一ドメイン内で更新した記事がショップ内コンテンツとして扱われる点を挙げています。ただし同一ドメインに載せれば自動的に評価が上がるわけではなく、どの階層に何を置くかの設計は自分で決める必要があります。ショップのカテゴリとコンテンツのディレクトリをどう並べるかは、URL設計とディレクトリ構造の決め方で整理しているルールがそのまま使えます。

もう1点、公式が明記しているとおりWordPress本体のサポートは提供されません。連携オプションはあくまで「見せ方」の設定であり、WordPress側の構築・保守は自分たちで持つ前提です。運用体制まで含めて見積もらないと、公開後に持ち主のいないサイトが1つ増えます。


makeshopを選ばない方がいいケース

ここまでの数字から、makeshopが向かない条件は具体的に列挙できます。1つでも当てはまるなら、契約前に別の選択肢と並べて検討する価値があります。

  • 月商が分岐点に届いていない。客単価5,000円なら月商36.6万円が目安。届かないうちは固定費15,400円が丸ごと重荷になります。
  • 価格の安さが選定理由になっている。カラーミーショップ ラージとはカード決済手数料が同率で、固定費だけ月5,805円高い状態が続きます。価格で選ぶなら合理的な結論になりません。
  • 商品点数が10,000を超える。プレミアムの商品登録数は10,000です。エンタープライズ(50,000)まで上げると月額は55,000円〜になります。
  • 画像点数が多い。プレミアムの画像サーバーは標準100MBです。拡張オプションの契約が前提になるなら、その費用も最初から見積もりに入れます。
  • 定期購入が事業の主軸。定期購入はプレミアムでは有料オプションで、エンタープライズでは無料の扱いです。加えてGMOイプシロンとの契約が必要になります。
  • 土日にサポートを必要とする。通常のサポート窓口は平日のみです(詳細は次章)。週末に売上が集中する商材では運用設計に影響します。

出典:makeshop公式「エンタープライズプラン」(定期購入オプションの扱いと商品数上限の注記/2026年8月2日取得)

逆に、複数当てはまるようなら「どのASPを選ぶか」以前に構築方式そのものを見直したほうが早いこともあります。ASP・オープンソース・フルスクラッチのどれを取るかで初期費用と運用体制はまるごと変わるので、ECサイト構築の費用を方式ごとに比較するほうから入り直してください。


よく見かける説明を公式サイトで確認した結果

makeshopの紹介記事でよく見る記述を、2026年8月2日時点の公式サイトで1つずつ突き合わせました。事実と違うもの、条件が抜けているものが混ざっています。

よく見かける記述公式サイトで確認できた内容
24時間365日のサポート体制誤り。契約中ショップ向けの窓口は10時〜18時で、土日祝と指定休日は休み。24時間対応なのは障害発生時などの緊急連絡専用窓口(18時〜翌9時、土日祝は24時間)だけ
商品数・カテゴリ数に制限がない誤り。プレミアムは商品登録数10,000、エンタープライズは50,000。50,000超は専用サーバープランの相談になる
651種類以上の機能現行の公式サイトにこの数字の記載は見つからなかった。公式の表記は「業界No.1の機能の豊富さ」「BtoC通販は600以上の機能」
国内シェアNo.1公式の主張はシェアではなく「流通額14年連続No.1」。脚注に「ECサイト構築サービス運営会社の発表により、SaaS型の数値を比較(自社調べ 2026年4月時点)」と条件が明示されている
PCI DSSに準拠今回取得した公式ページの範囲では確認できなかった。準拠していないという意味ではなく、確認できたのはISMSの国際規格 ISO/IEC 27001:2013 と JIS Q 27001:2014 の取得(登録番号 IS 671093・2017年7月3日登録)
GMOインターネットグループが提供提供元はGMOメイクショップ株式会社。同社がGMOインターネットグループの一員という関係
販売手数料が0円だから安い販売手数料0円は事実。ただしカード決済には別途3.19%〜と月額1,650円がかかるため、総額では固定費の重いプランになる

出典:makeshop公式「サポートセンター」GMOメイクショップの情報セキュリティ基本方針とISMS認証(いずれも2026年8月2日取得)

ひとつ補足しておくと、旧来よく紹介されていた「頒布会」機能については、今回取得した公式ページ(トップ・料金・プラン詳細・機能一覧・決済一覧)に記載を見つけられませんでした。廃止されたのか、現行の導線に露出していないだけなのかは判断できないため、この記事では「確認できなかった」以上のことは書きません。必要な場合はオンラインマニュアルか営業窓口で直接確認してください。


よくある質問(FAQ)

Q. makeshopの月額はいくらですか?

プレミアムプランが月額13,750円(税込・1ヶ月契約)、エンタープライズプランが月額55,000円〜(税込)です。初期費用は税込11,000円で、エンタープライズは11,000円〜となります。長期契約割引を使うとプレミアムは6ヶ月契約で13,063円、12ヶ月契約で12,375円、24ヶ月契約で11,688円まで下がります(すべて2026年8月2日時点の公式料金プランページの値)。

Q. 販売手数料0円というのは本当ですか?

本当です。売上に応じて課金される販売手数料はプレミアム・エンタープライズとも0円です。ただしクレジットカード決済を使う場合、makeshopペイメントの月額費用(プレミアム1,650円・エンタープライズ0円)と決済手数料(プレミアム3.19%〜・エンタープライズ3.14%)が別にかかるため、「決済にかかる費用がゼロ」という意味ではありません。

Q. makeshopとカラーミーショップはどちらが安いですか?

月額だけで見ればカラーミーショップ ラージ(9,595円)のほうが安く、この差は月商が増えても縮みません。makeshopプレミアムの固定費15,400円に対してラージは9,595円で、カード決済手数料はどちらも3.19%〜と同率のため、月5,805円の差が常に残ります。価格ではなく機能やサポート、エンタープライズへの移行余地で選ぶかどうかの判断になります。

Q. makeshopとShopifyはどう使い分けますか?

費用面では、Shopifyベーシック(年払3,650円・カード3.55%〜)に対してmakeshopプレミアムが安くなるのは月商およそ326万円からです。それ未満の規模ならShopifyのほうが総額は下がります。一方でmakeshopは国内の決済・配送・BtoB受注まわりが標準機能として揃っており、国内向けの中〜大規模ECで内製する場合に工数が読みやすくなります。越境ECやアプリ拡張を前提にするならShopifyが向きます。

Q. WordPressと連携するのに追加費用はかかりますか?

かかります。WordPress連携オプションは初期費用110,000円(税抜100,000円)・月額無料です。別サーバーのWordPressをショップURLの傘下として見せる設定で、WordPress側の構築・保守は利用者側の負担になります(公式にWordPressのメール・電話サポートは提供されないと明記されています)。

Q. サポートは土日でも受けられますか?

通常のサポート窓口は平日のみです。契約中ショップ向けの電話窓口は10時〜18時で、土日祝と同社の指定休日は受け付けていません。土日祝を含む24時間対応の窓口は用意されていますが、障害発生時などの緊急連絡専用(受付18時〜翌9時、土日祝は24時間)で、通常の利用相談は営業時間内の対応になります。

Q. 商品登録数の上限はありますか?

あります。プレミアムプランは10,000商品、エンタープライズプランは50,000商品が上限で、50,000商品を超える場合は専用サーバープランの相談になります。「商品数・カテゴリ数に制限がない」という説明を見かけますが、公式の料金プラン表には登録数の上限が明記されています。


まとめ

makeshopは「販売手数料0円・固定費は高め」という構造のカートです。したがって判断は機能の多さではなく、自分の月商で固定費を回収できるかどうかに集約されます。プレミアムプランの固定費は月15,400円、BASEスタンダードとの分岐点は客単価3,000円で約32.5万円、5,000円で約36.6万円、10,000円で約40.4万円です。

同時に、カラーミーショップ ラージに対しては分岐点が存在せず、月5,805円の差が常に残ることも押さえておいてください。makeshopが最安になる場面は限られています。価格で選ぶのではなく、BtoB受注・卸売・エンタープライズへの伸びしろ・伴走サポートといった価格以外の要素を自分の言葉で説明できるかどうかが、契約するかどうかの実質的な判断基準になります。

本記事の金額はすべて2026年8月2日に各社公式サイトから取得した値です。SaaSの価格は改定されるので、実際に見積もりを出すときは当月の公式ページで固定費と料率を取り直し、この記事の式に入れ直してください。式は価格改定の影響を受けません。