GA4 のダッシュボードは、必要な数字だけを 1 ページに集めた自分専用のレポート画面です。レポート左側のナビゲーション最上部にある「+作成」から作成でき、スコアカードや折れ線グラフをドラッグ&ドロップで並べて組み立てます。Google アナリティクス ヘルプ「Google アナリティクス ダッシュボードについて」は「カスタム ビジュアリゼーションを作成して、データからアクションにつながる分析情報をすばやく抽出できます。これらはすべて、1 つのページに集約して表示されます」と説明しています。
GA4 の標準レポートは項目が決まっていて動かせず、探索(データ探索)は自由度が高いぶん毎回組み直す手間がかかります。「毎朝この 5 つの数字だけ見たい」という用途に対して、前者は余計なものが多く、後者は重い。かといって Looker Studio を立てるほどでもない——この中間が長らく空いていました。ダッシュボードはちょうどそこに入る機能です。
この記事では、実際に 1 枚のダッシュボードを組み立てながら、「+作成」の場所、6 種類のグラフの選び分け、ファネルの作り方、保存したものが誰に見えるのか、そして Looker Studio との線引きまでを順に確認します。筆者が 2026 年 9 月 2 日に実機で操作した内容をもとにしており、仕様は Google アナリティクス ヘルプの記載で裏づけています。GA4 をそもそもどう入れるかは GA4 直接埋め込みと GTM 経由の比較 を参照してください。
GA4 のダッシュボードとは — 1 画面に必要な数字だけを集める
ダッシュボードは、GA4 が前から持っている「レポートを自作する仕組み」に追加された新しい型です。Looker Studio のような別サービスではなく、GA4 の中で完結します。作成メニューを開くと、次の 3 つが並びます。
| 種類 | 性格 |
|---|---|
| ダッシュボード | グラフを自由に配置する 1 ページ。今回の主役 |
| 詳細レポート | ディメンション × 指標の表を軸にした従来型のレポート |
| 概要レポート | 要約カードを並べる従来型のサマリー |
詳細レポートと概要レポートは以前から作れました。今回増えたのはダッシュボードという 3 つ目の型と、ライブラリの奥ではなくナビゲーション最上部に置かれた入口です。Google アナリティクスの公式 LinkedIn アカウントも 2026 年 8 月下旬に「レポート内の『+作成』ボタンを軸にレポート作業スペースを再設計した」と告知しています。
標準レポート・探索との違い
| 標準レポート | ダッシュボード | 探索 | |
|---|---|---|---|
| 項目の変更 | ほぼ固定 | 自由に配置 | 自由 |
| 組み立ての手間 | 不要 | 数分 | 都度必要 |
| セグメント | 使えない | 未対応 | 使える |
| 向く用途 | ひととおり眺める | 決まった数字を毎日見る | 仮説を掘る |
ダッシュボードは探索の代わりにはなりません。セグメントが使えないため、「初回訪問ユーザーだけ」といった切り口で掘る作業は引き続き探索の仕事です。ダッシュボードが引き受けるのは、毎回同じ数字を、開いた瞬間に見るという定点観測のほうです。
どこにあるのか — レポート左ナビの「+作成」
入口は 1 か所だけです。GA4 にログインし、左端のアイコンからレポートを開くと、レポート一覧が並ぶ左側のナビゲーションが表示されます。その最上部に「+作成」ボタンがあります。押すとダッシュボード・詳細レポート・概要レポートの 3 つが出るので、ダッシュボードを選びます。
「レポートのスナップショット」や「リアルタイムの概要」といった項目よりさらに上にあります。ここに何も無いプロパティもあります。その場合の確認手順は後半で扱います。
選ぶと、方眼紙のような空のキャンバスが開きます。上部に「グラフを追加」「フィルタを追加」と期間指定、右側にデータパネル(使えるディメンションと指標の検索窓)が並びます。カードを選択すると、右パネルはグラフエディタに切り替わります。この 2 つが入れ替わる作りだと分かると、以降の操作は迷いません。
使えるグラフと、その選び分け
「グラフを追加」を押すと、6 種類が縦に並びます。棒グラフだけは横棒と縦棒でアイコンが分かれているため、メニュー上の選択肢は 7 つに見えます。Google アナリティクス ヘルプの説明と、実際に使ってみた印象を並べます。
| グラフ | ヘルプの説明 | 置きどころ |
|---|---|---|
| スコアカード | 主要な KPI を概要レベルで表示 | 最上段。まず見る数字を横一列に |
| 表グラフ | 陰影付きの棒グラフやページネーションに対応した詳細レポート | ページ別・クエリ別など一覧が要る場所 |
| 折れ線グラフ | 指標の推移を視覚化。日・週・月の粒度に対応 | 増えているのか減っているのかを見る |
| 棒グラフ | 横棒または縦棒でディメンションを比較 | チャネル別・デバイス別の大小比較 |
| ドーナツグラフ | 全体に対する各部分の割合を視覚化 | 構成比。要素が少ないときだけ |
| ファネルグラフ | コンバージョン プロセスをモニタリングし、離脱ポイントを特定 | どこで落ちているかを見る |
実際に触って分かったことがひとつあります。置けるのはグラフだけで、説明文やテキストボックスは追加できません。メニューに並ぶのは前述の 6 種類のみで、見出しやメモを差し込む要素は用意されていません。「この数字が下がったら誰に連絡する」といった運用ルールをダッシュボード内に書き添えることはできないので、そこは別の場所で管理することになります。
【手順】ダッシュボードを 1 枚組み立てる
実際に組んでみます。題材は SEO 診断ツールのサイトで、「毎朝ひと目で見たい数字」を集める構成にしました。上段にスコアカード、その下に推移とチャネル、さらに下にページ別の表と構成比という並びです。
1. スコアカードで主要な数字を置く
「グラフを追加」からスコアカードを選ぶと、アクティブ ユーザーのカードが左上に置かれます。右パネルのグラフエディタで指標欄をクリックし、検索して入れ替えます。同じ手順を繰り返して、アクティブ ユーザー・セッション・キーイベントの 3 枚を横一列に並べました。
どの指標を置くか迷ったら、まず言葉の定義をそろえておくほうが早いです。セッションとアクティブ ユーザーとエンゲージメント率が実際に何を数えているかは Web マーケティング用語の公式定義 で整理しています。
2. 折れ線で推移を見る(指標は 2 つ載る)
折れ線を追加すると、なぜかページパス別の 5 本線のグラフが出てきます。これはディメンションが自動で入っているためです。単純な推移が見たいだけなら、グラフエディタのディメンション欄の「×」で外します。外した瞬間に 1 本線になり、カードのタイトルも「アクティブ ユーザーの推移」に変わります。
さらに「指標を追加」でセッションを足すと 2 本線になり、タイトルは「アクティブ ユーザーおよびセッションの推移」へ自動で変わります。カードのタイトルは自分で書くのではなく、中身から自動生成されます。指標を変えるたびに追随するので、命名を気にせず組めます。
3. 棒グラフでチャネル別に比べる
横棒グラフを追加し、ディメンションを「セッションのメインのチャネル グループ」、指標を「セッション」に変えます。チャネル名は文字数が多いので、縦棒より横棒のほうがラベルが読めます。ここで Direct・Organic Search に混じって「AI Assistant」が並ぶのが今どきの GA4 です。
4. 表でページ別に掘る
表グラフはディメンションにページパス、指標にアクティブ ユーザーと表示回数を入れて2 列にしました。表だけは他と違う設定項目を持っています。
- 1 ページあたりの行数 — 既定は 10 行。ページ送りで先を見る
- 検索バーを表示 — 既定でオン。カード内に検索窓が出て、閲覧者がその場で絞り込める
- 合計行を表示 — 既定でオフ。全体の合計が必要なら入れる
カード内の検索窓は地味ですが効きます。「/blog/ だけ見たい」といった絞り込みを、ダッシュボードを離れずにできます。
5. ドーナツで構成比を見る
ドーナツはディメンションをデバイス カテゴリにしました。固有の設定はスライスの数(既定 10)だけです。要素が多いと読めなくなるので、デバイスや性別のように 2〜4 種類しかないものに使うのが無難です。今回は desktop 92%・mobile 8% と出ました。
ファネルだけは作り方が違う
ファネルグラフだけは、ディメンションと指標を選ぶ他のグラフとは操作がまったく違います。追加すると、いきなりe コマース向けの 4 ステップが入った状態で出てきます。決済手続きの開始 → お支払い方法の追加 → 配送情報の追加 → 購入、という並びです。
物販サイトでなければ、この初期値は使えません。グラフエディタの「ステップ」右側にある鉛筆アイコンから編集画面を開いて組み替えます。開くと分かりますが、これは探索のファネルデータ探索とほぼ同じ画面です。イベント条件、AND / OR、「次の間接的ステップ」、パラメータの追加、時間制約まで揃っています。探索でファネルを作ったことがあれば、そのまま同じ感覚で操作できます。
今回は診断ツールのサイトなので、次のように組み替えました。
| ステップ | イベント | 結果 |
|---|---|---|
| サイト訪問 | session_start | 364(100%) |
| 診断ツールを実行 | tool_used | 8.4% |
| 診断結果を閲覧 | seo_result_view | — |
| 会員登録 | sign_up | 6.7% |
訪問した人のうちツールを実際に使うのは 1 割弱、という現実がひと目で出ます。組み替え自体は数分で終わりました。なお「ファネルをオープンにする」というトグルがあり、既定はオフ(クローズド ファネル)です。オフのままだとステップ 1 を通った人だけが対象になり、オンにすると途中のステップから入った人も数えます。どちらが正しいかは見たいものによります。
ここでつまずいた点を書いておきます。ステップ名の入力欄には既定のラベル(「決済手続きの開始」など)が最初から入っています。クリックしてそのまま打つと、既存の文字の途中にカーソルが入り「決済手続きのサイト訪問開始」のような文字列になります。入力欄を全選択してから打ち直す必要があります。筆者は 2 回やり直しました。
保存と公開 — 誰に見えるのか
右上の「保存」を押すと、「新しいマイレポートとして保存」というダイアログが出ます。名前と説明を入れ、「コレクションで公開する」にチェックを入れてコレクションを選ぶと、左側のナビゲーションに項目として並びます。ヘルプも「ダッシュボードを保存する際、ライブラリを経由せずに左側のナビゲーションへ直接公開できます」と書いています。
公開すると誰に見えるのか。ここが一番よく聞かれるところですが、答えははっきりしています。Google アナリティクス ヘルプは「ダッシュボードを作成して公開するには、編集者または管理者のロールが必要です。ただし、プロパティへのアクセス権を持つユーザーであれば、公開されたダッシュボードを閲覧できます」と記載しています。
| 公開する | 公開しない | |
|---|---|---|
| 左ナビへの表示 | 出る | 出ない |
| 見える人 | プロパティにアクセス権のある全員 | ライブラリを開ける人 |
| 外部への共有 | できない | できない |
つまり「公開」と言っても外に出るわけではありません。GA4 のレポートには URL 共有や埋め込みの仕組みがないため、公開範囲の上限はあくまでプロパティのユーザー一覧です。社外に見せたいなら Looker Studio 側の仕事になります。
閲覧者は指標を切り替えられる(ただし保存はされない)
グラフエディタに「コンセプト選択ツール」というトグルがあります。これをオンにしておくと、公開後のダッシュボードでカードのタイトル横に「▼」が出て、閲覧している人が自分で指標を切り替えられます。編集権限は要りません。
他の人の画面まで変わってしまうのか気になったので確かめました。閲覧モードでアクティブ ユーザーから 28 日間のアクティブ ユーザー数へ切り替えると、ブラウザの URL に params= というクエリ文字列が付きます。そのままページを読み込み直すと元の指標に戻りました。切り替えは URL 上の一時的な状態で、ダッシュボードそのものは書き換わりません。安心して触ってもらえますし、切り替えた状態の URL をそのまま人に渡すこともできます。
作ってみて分かったつまずき
実際に 1 枚組むまでに引っかかった点を残しておきます。いずれも 2026 年 9 月 2 日時点の挙動です。
| 症状 | 対処 |
|---|---|
| ステップ名を打つと既定の文字と混ざる | 入力欄を全選択してから打ち直す |
| 保存時に「内部エラーが発生しました」と出る | 保存自体は成功していた。一覧で実物を確認してから作り直す |
| 保存ダイアログでコレクションが選べない | いったん保存し、ライブラリ側でコレクションに入れる |
2 つ目と 3 つ目は補足が要ります。保存時にエラーのメッセージが出たものの、レポート一覧を見るとダッシュボードは正しく保存されていました。慌てて作り直す前に、実物ができているかを確認してください。
3 つ目は、保存ダイアログで「コレクションで公開する」にチェックを入れても、その下のコレクション選択欄が空のままで選べなかったというものです。ヘルプは保存時に直接公開できると書いているので、読み込みが間に合っていなかっただけの可能性が高いです。ライブラリ → 対象のコレクションを編集 → 右側の一覧から左側へドラッグ&ドロップ → 保存という経路でも同じ結果になり、左ナビに項目が出ました。左ナビから消したくなったときも、同じ画面で「×」を押して保存すれば外せます(レポート自体はライブラリに残ります)。
できないこと — 公式が明記している制限
できることより、できないことを先に知っておいたほうが判断が早くなります。Google アナリティクス ヘルプは制限を明記しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| カードの上限 | 標準プロパティは 1 つのダッシュボードにつき最大 15 個、プレミアム プロパティは最大 30 個 |
| API | 未対応 |
| セグメント | 未対応 |
| カード単位の比較 | 未対応 |
| テキストの追加 | グラフのみ(実機で確認) |
ヘルプは「API 対応、セグメント、カード単位の比較は、現在のところサポートされていません」としています。API 未対応というのは、作ったダッシュボードをプログラムから読み書きできないということです。Google アナリティクス Data API・Admin API の変更履歴を確認しても、2026 年 9 月 2 日時点でダッシュボード関連のリソース追加は見当たりませんでした。複数プロパティに同じダッシュボードを配る、といった運用を自動化する手段は今のところありません。
期間の指定はダッシュボード全体でひとつです。カードごとに「これだけ前年比で」といった指定はできません。フィルタは全体とカード個別の 2 段階で掛けられます。
Looker Studio とどう使い分けるか
「これで Looker Studio は要らなくなるのか」と言われると、そうではありません。ダッシュボードは Looker Studio を置き換えるものではなく、Looker Studio を立てるほどでもない用途を GA4 の中で終わらせるものです。境界は制限を見れば自然に決まります。
| やりたいこと | GA4 ダッシュボード | Looker Studio |
|---|---|---|
| 1 プロパティの数字を毎日見る | 向く | 過剰 |
| Search Console やスプレッドシートと突き合わせる | できない | 向く |
| 社外・クライアントに見せる | できない | 向く |
| デザインを整える・ロゴを入れる | できない | 向く |
| 計算した独自指標を作る | できない | 向く |
| すぐ作りたい | 数分 | 接続から必要 |
判断の基準はシンプルで、「GA4 のデータだけで完結するか」「見せる相手がプロパティの中にいるか」の 2 つです。両方 Yes ならダッシュボードで足ります。どちらかが No になった瞬間に Looker Studio が必要になります。今回組んだ 8 枚は全部 GA4 のデータだけで、見るのは自分だけなので、Looker Studio を開く理由がなくなりました。一方で検索クエリと突き合わせたくなった時点で、すぐに Looker Studio が要ります。
「+作成」が見当たらないときの確認
レポートを開いても左ナビ最上部に「+作成」が無い場合があります。次の順で切り分けます。
- 権限を確認する — 作成には編集者または管理者のロールが必要です。閲覧者権限では作成できません
- 別のプロパティでも確認する — プロパティによって表示が分かれます
- 時間を置いて再確認する — 権限もプロパティも問題なければ、待つ以外にできることはありません
2 番目について実測を書きます。筆者は同じ Google アカウントで管理している 2 つのプロパティを比べ、片方には「+作成」が表示され、もう片方には表示されませんでした(2026 年 9 月 2 日時点)。権限はどちらも同じです。ヘルプにはベータ版である旨も段階的な公開に関する記載もないため、これはあくまで筆者環境での観測結果ですが、同時期に他の解説記事も同様の状況に触れています。
ボタンは出るのにカードに数字が入らない場合は、話が別です。それは機能の問題ではなく計測の問題である可能性が高いので、GA4 がそもそも正しく計測できているかを先に確かめてください。手順は GA4 設置後の動作確認 にまとめています。
どこに載っていて、どこに載っていないのか
この機能を調べていて奇妙に思ったことがあります。解説ページは公式に存在するのに、更新履歴には載っていないのです。2026 年 9 月 2 日時点で確認した範囲を並べます。
| 確認先 | 結果 |
|---|---|
| ヘルプ「Google アナリティクス ダッシュボードについて」 | 記載あり |
| ヘルプ「Google アナリティクスの新機能」(日本語版・英語版) | 記載なし |
| ヘルプ「お知らせ」 | 記載なし |
| Data API v1 の変更履歴 | 記載なし |
| Admin API v1 の変更履歴 | 記載なし |
「Google アナリティクスの新機能」は日英どちらも 2026 年のリリース一覧に「ダッシュボード」の語が一度も出てきません。API の変更履歴に無いのは、ヘルプ自身が「API 対応は現在のところサポートされていません」と書いているので筋が通っています。告知としては、公式 LinkedIn アカウントの投稿が 2026 年 8 月下旬にあった形です。
紛らわしい点をひとつ補足します。Google は 2026 年 8 月 10 日の公式ブログで「Google 広告の新しいダッシュボード(Google アナリティクスにも近日提供)」と述べていますが、こちらはテキストで指示して作る AI 機能の話で、この記事で扱ったドラッグ&ドロップのビルダーとは別物です。名前が同じなので混同しないよう注意してください。
まとめ
GA4 のダッシュボードは、レポート左ナビの「+作成」から数分で作れる定点観測用の画面です。使えるグラフはスコアカード・表・折れ線・棒・ドーナツ・ファネルで、ファネルだけは探索と同じステップ編集画面を使います。保存して公開すると、プロパティにアクセス権のある人の左ナビに並びます。
まずやることは、自分のプロパティで「+作成」が出るかを見て、出たらスコアカードを 3 枚置いてみることです。それだけで「毎朝 GA4 を開いて 5 か所クリックする」という手間が消えます。数字の全体像が見えたら、次はその数字が動いた理由を見にいく番です。ページ内で読者が実際にどう動いたかは Microsoft Clarity のヒートマップとセッション録画 で確かめられます。
よくある質問
Q. GA4 のダッシュボードはどこから作りますか?
レポートを開き、左側のナビゲーション最上部にある「+作成」ボタンから「ダッシュボード」を選びます。「レポートのスナップショット」よりさらに上にあります。作成には編集者または管理者のロールが必要です。
Q. 「+作成」ボタンが表示されません。
まず自分のロールが編集者以上かを確認してください。権限が足りていれば、プロパティによる差の可能性があります。筆者が確認した限りでも、同一アカウント内でボタンが表示されるプロパティと表示されないプロパティがありました(2026 年 9 月 2 日時点)。Google は段階的な公開について公式に言及していないため、時間を置いて再確認するほかありません。
Q. 作ったダッシュボードは他の人にも見えますか?
コレクションで公開すると、そのプロパティにアクセス権を持つユーザー全員の左ナビに表示されます。Google アナリティクス ヘルプも「プロパティへのアクセス権を持つユーザーであれば、公開されたダッシュボードを閲覧できます」と記載しています。URL 共有や埋め込みの仕組みは無いため、社外の人に見せることはできません。
Q. カードはいくつまで置けますか?
Google アナリティクス ヘルプによると、標準プロパティは 1 つのダッシュボードにつき最大 15 個、プレミアム プロパティは最大 30 個です。上限に達したら 2 枚目のダッシュボードに分けることになります。
Q. セグメントは使えますか?
使えません。ヘルプは「API 対応、セグメント、カード単位の比較は、現在のところサポートされていません」と明記しています。セグメントで切って分析したい場合は、引き続き探索(データ探索)を使ってください。フィルタはダッシュボード全体とカード個別の 2 段階で掛けられます。
Q. 閲覧者がグラフを変えると、他の人の画面も変わりますか?
変わりません。コンセプト選択ツールで指標を切り替えると、その状態はブラウザの URL にクエリ文字列として付くだけで、ダッシュボード自体は保存し直されません。筆者が切り替えたあとページを読み込み直したところ、元の指標に戻りました。切り替えた状態の URL をそのまま共有することもできます。
Q. Looker Studio は使わなくてよくなりますか?
用途によります。GA4 のデータだけで完結し、見せる相手がプロパティ内にいるなら、ダッシュボードで足ります。Search Console やスプレッドシートと突き合わせる、社外に共有する、デザインを整える、独自の計算指標を作る、といった場合は引き続き Looker Studio が必要です。
