プリン体の多い食べ物・少ない食べ物|食品別プリン体含有量一覧

プリン体の多い食べ物は、鶏レバー(312.2mg/100g)、干物マイワシ(305.7mg/100g)、豚レバー(284.8mg/100g)などの内臓肉・干物類です。日本痛風・核酸代謝学会の「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」では、痛風・高尿酸血症の方は1日のプリン体摂取量を400mg以下に抑えることが推奨されています。

この記事では、日本痛風・核酸代謝学会の公表資料に基づき、150品目以上の食品・飲料のプリン体含有量をカテゴリ別に一覧表で紹介します。痛風や高尿酸血症の食事管理にお役立てください。

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プリン体の多い食べ物ランキングTOP20

全食品カテゴリから、プリン体含有量が多い順にランキングしました。300mg/100gを超える食品は「極めて多い」に分類され、痛風の方は特に注意が必要です。

順位食品名プリン体(mg/100g)分類
1煮干し746.1極めて多い
2鰹節493.3極めて多い
3干し椎茸379.5極めて多い
4鶏レバー312.2極めて多い
5干物(マイワシ)305.7極めて多い
6豚レバー284.8多い
7大正エビ273.2多い
8牛レバー219.8多い
9カツオ211.4多い
10マイワシ210.4多い
11サンマ(干物)208.8多い
12あん肝399.2極めて多い
13白子305.5極めて多い
14砂肝142.9中程度
15豚ロース90.9少ない
16マグロ157.4中程度
17タラバガニ99.6少ない
18納豆113.9中程度
19ほうれん草51.4少ない
20白米25.9極めて少ない

出典:日本痛風・核酸代謝学会「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」食品中プリン体含有量(mg/100g)


【魚介類】プリン体含有量一覧

魚介類はプリン体が多いイメージがありますが、実際には種類によって大きく異なります。干物や内臓(白子・あん肝)は極めて多い一方、イカやタコは中程度〜少なめです。

プリン体の少ない魚・多い魚の見分け方

プリン体が多い魚介の特徴は「干物・内臓・赤身」です。一方、白身魚や貝類は比較的少ない傾向があります。調理法では、茹でることでプリン体が煮汁に溶出し、食べる部分のプリン体量が減少します。

食品名プリン体(mg/100g)判定
煮干し746.1極めて多い
鰹節493.3極めて多い
あん肝(生)399.2極めて多い
白子305.5極めて多い
干物(マイワシ)305.7極めて多い
干物(サンマ)208.8多い
カツオ211.4多い
マイワシ210.4多い
大正エビ273.2多い
マグロ(赤身)157.4中程度
サーモン(生)119.3中程度
119.3中程度
サバ122.1中程度
ホタテ76.5少ない
明太子159.3中程度
たらこ120.7中程度
しらす干し515.7極めて多い
タラバガニ99.6少ない
ズワイガニ136.4中程度
牡蠣184.5中程度
いくら3.7極めて少ない
うに137.3中程度
スルメイカ186.8中程度
タコ137.3中程度
数の子21.9極めて少ない
ふぐ(皮)109.8中程度

意外なデータとして、いくら(3.7mg/100g)は魚卵にもかかわらずプリン体が極めて少ない食品です。一方、しらす干し(515.7mg/100g)は小魚を丸ごと食べるため非常に高くなります。


【肉類】プリン体含有量一覧

肉類のプリン体は部位によって大きく異なります。レバーなどの内臓肉は200mg/100gを超えますが、ロースやバラなどの筋肉部位は100mg/100g前後と比較的少なめです。

痛風でも食べられる肉の選び方

痛風の方が肉を選ぶ際のポイントは「内臓を避けて筋肉部位を選ぶ」ことです。鶏むね肉や豚ロースなら1食100g程度であればプリン体100mg前後に収まります。ただし量が増えれば累積するため、1日400mgの上限を意識した管理が重要です。

食品名プリン体(mg/100g)判定
鶏レバー312.2極めて多い
豚レバー284.8多い
牛レバー219.8多い
砂肝142.9中程度
ホルモン(豚小腸)171.4中程度
鶏ささみ153.9中程度
鶏むね肉(皮なし)141.2中程度
鶏もも肉122.9中程度
豚ロース90.9少ない
豚バラ75.8少ない
牛肩ロース90.2少ない
牛ヒレ98.4少ない
牛タン90.4少ない
ベーコン61.8少ない
ハム(ロース)74.2少ない
ソーセージ(ウインナー)45.5極めて少ない

焼肉では、レバーやホルモンを避け、カルビ(バラ)やロースを選ぶとプリン体を抑えられます。ソーセージやベーコンなどの加工肉は加工過程でプリン体が減少するため、比較的少なめです。


【野菜・豆類・その他】プリン体含有量一覧

野菜・豆類は全体的にプリン体が少ない食品群です。ただし、干し椎茸や納豆など一部の食品は中程度〜多めのプリン体を含むため注意が必要です。

食品名プリン体(mg/100g)判定
干し椎茸379.5極めて多い
納豆113.9中程度
ほうれん草51.4少ない
枝豆47.9極めて少ない
ブロッコリー70.0少ない
もやし44.7極めて少ない
わかめ262.4多い
豆腐(木綿)31.1極めて少ない
豆腐(絹ごし)22.0極めて少ない
味噌63.7少ない
豆乳22.0極めて少ない
きのこ(しめじ)28.0極めて少ない
キャベツ13.4極めて少ない
トマト3.3極めて少ない
こんにゃく0極めて少ない
白米25.9極めて少ない
うどん21.6極めて少ない
そば67.4少ない
パン(食パン)15.7極めて少ない
鶏卵0極めて少ない
チーズ5.7極めて少ない
牛乳0極めて少ない

痛風の方に特に注目されやすい納豆は113.9mg/100gで中程度です。1パック(約50g)あたり約57mgなので、1日1パック程度であれば問題ありません。豆腐・鶏卵・牛乳・チーズはプリン体が極めて少なく、良質なタンパク源として活用できます。


【アルコール・飲み物】プリン体含有量一覧

アルコールはプリン体含有量に関わらず、体内での尿酸産生を促進し、尿酸排泄を抑制します。そのため、プリン体ゼロのビールや蒸留酒でも飲みすぎは尿酸値上昇の原因になります。

プリン体の少ないお酒の選び方

プリン体の観点だけでいえば、蒸留酒(焼酎・ウイスキー・ブランデー)は醸造酒(ビール・日本酒・ワイン)よりプリン体が少ないです。ただし、アルコール自体が尿酸値に影響するため、日本痛風・核酸代謝学会は「種類を問わず、1日あたり日本酒1合・ビール500ml・ウイスキー60ml程度まで」としています。

飲料名プリン体(mg/100ml)備考
ビール3.3〜6.9醸造酒で最も多い
発泡酒2.8〜3.9ビールよりやや少ない
プリン体ゼロビール0プリン体はゼロだがアルコールの影響は残る
日本酒1.2〜1.5醸造酒だが意外と少ない
ワイン(赤)0.4醸造酒の中では少ない
ワイン(白)0.2赤より少ない
焼酎(25%)0蒸留酒のためプリン体なし
ウイスキー0.1ほぼゼロ
ブランデー0蒸留酒のためプリン体なし
ハイボール0〜0.1ウイスキー+炭酸水で極めて少ない
レモンサワー0〜0.5焼酎ベースなら極めて少ない
チューハイ0.1〜0.3製品により差がある
梅酒0.2少量だが糖分に注意
ホッピー0ビールテイストでプリン体ゼロ
ノンアルコールビール0〜1.0製品により異なる

ビールは350ml缶1本でプリン体約12〜24mg程度です。食品と比べると少なく見えますが、複数本飲むと累積します。プリン体ゼロビールやホッピーはプリン体の観点では優秀ですが、アルコールそのものが尿酸値を上げるため、飲み過ぎには注意が必要です。


プリン体の少ない食べ物まとめ

痛風や高尿酸血症の方が安心して食べられる、プリン体の少ない食品をまとめました。プリン体50mg/100g以下の食品を中心に、栄養バランスを意識して選ぶことが大切です。

カテゴリおすすめ食品プリン体(mg/100g)
乳製品牛乳・チーズ・ヨーグルト0〜5.7
鶏卵・うずら卵0
豆腐木綿豆腐・絹ごし豆腐22.0〜31.1
野菜キャベツ・トマト・にんじん3.3〜13.4
穀類白米・パン・うどん15.7〜25.9
魚卵いくら・数の子3.7〜21.9
加工肉ソーセージ・ベーコン45.5〜61.8
きのこ類しめじ・えのき(生)28.0〜49.4
海藻類もずく・めかぶ2.0〜3.2
こんにゃくこんにゃく・しらたき0

痛風の食事管理は「食べてはいけないもの」ではなく、「何をどれくらい食べるか」の量の管理が重要です。プリン体が中程度の食品も、量を調整すれば問題なく食べられます。


1日のプリン体摂取量の目安と計算方法

日本痛風・核酸代謝学会のガイドラインでは、痛風・高尿酸血症の方の1日のプリン体摂取量は400mg以下が推奨されています。健常者の平均的な食事では1日に約600〜800mgのプリン体を摂取しているとされ、意識的な管理が必要です。

プリン体計算の具体例

ある日の食事例でプリン体を計算してみましょう。

食事メニュー分量プリン体
朝食白米+納豆+鶏卵+味噌汁米150g/納豆50g/卵1個約100mg
昼食豚ロース生姜焼き+白米+サラダ豚ロース120g/米150g約150mg
夕食鶏もも肉のグリル+白米+ほうれん草鶏もも150g/米150g約225mg
合計約475mg

この例では400mgをやや超えています。夕食の鶏もも肉を豚ロース(プリン体が少ない)に変更するだけで、合計を400mg以下に抑えられます。こうした細かい調整を毎食手計算するのは現実的ではないため、アプリによる自動計算が有効です。


よくある質問

Q. プリン体の多い食べ物ワースト10は?

煮干し(746.1mg)、しらす干し(515.7mg)、鰹節(493.3mg)、あん肝(399.2mg)、干し椎茸(379.5mg)、鶏レバー(312.2mg)、白子(305.5mg)、干物マイワシ(305.7mg)、豚レバー(284.8mg)、大正エビ(273.2mg)の順です。すべて100gあたりの含有量です。

Q. プリン体の少ない魚は?

ホタテ(76.5mg/100g)、タラバガニ(99.6mg/100g)が代表的です。魚卵ではいくら(3.7mg/100g)と数の子(21.9mg/100g)がプリン体極めて少ない食品です。白身魚も赤身魚に比べて少ない傾向があります。

Q. 痛風でも食べていい肉は?

豚ロース(90.9mg/100g)、牛肩ロース(90.2mg/100g)、牛タン(90.4mg/100g)、豚バラ(75.8mg/100g)などの筋肉部位は比較的プリン体が少なく、1食100g程度であれば問題ありません。レバー・ホルモンなどの内臓肉は避けましょう。

Q. アルコールでプリン体が少ないのは?

焼酎・ウイスキー・ブランデーなどの蒸留酒はプリン体がほぼゼロです。ハイボール、ホッピーも低プリン体です。ただし、アルコール自体が尿酸値を上昇させるため、プリン体ゼロでも飲み過ぎは禁物です。

Q. プリン体の1日の摂取上限は?

日本痛風・核酸代謝学会のガイドラインでは、痛風・高尿酸血症の方は1日400mg以下が推奨されています。健常者の平均摂取量は600〜800mg/日とされており、意識的な制限が必要です。

Q. プリン体を減らす調理法はある?

プリン体は水溶性のため、茹でることで食材から煮汁に溶出します。茹でて煮汁を捨てる調理法は、食べる部分のプリン体を20〜30%程度減らせるとされています。ただし、鍋料理のようにスープごと飲む場合は効果がないため注意が必要です。


プリン体の計算を簡単にする方法

この記事で紹介した食品のプリン体含有量を毎食手計算するのは大変です。痛風管理アプリなら、150品目以上のプリン体データベースから食品を選んでグラム数を入力するだけで、1日の合計プリン体量を自動計算できます。

  • 150品目以上のプリン体データベース:日本痛風・核酸代謝学会の資料に基づくデータ
  • 1日400mg基準の自動警告:超過時に警告ラインを表示
  • 尿酸値・発作の記録:グラフで推移を見える化
  • CSV書き出し:通院時に医師へデータ共有