WordPressでオリジナルテーマを作成する際、どのテンプレートファイルを用意すればよいのか迷うことはありませんか?今回は、WordPressオリジナルテーマを作成するために最低限揃えておきたいテンプレートファイルと、それぞれの役割について詳しく解説します。テーマ制作初心者にも分かりやすく、必要なファイルを整理しました。
必須テンプレートファイル
オリジナルテーマを動作させるために必須のテンプレートファイルです。
1. index.php
WordPressテーマの基本となるテンプレートファイルです。他のテンプレートが用意されていない場合、このファイルが使用されます。
2. style.css
テーマ情報(テーマ名、バージョン、作者情報など)を記述するヘッダーコメントを含むCSSファイルです。テーマ全体のスタイルをここで管理します。
3. functions.php
テーマに独自の機能を追加するためのファイルです。例として、ナビゲーションメニューやウィジェットの登録、スクリプトの読み込みなどを記述します。
4. screenshot.png
テーマ管理画面に表示されるサムネイル画像です。推奨サイズは1200x900pxです。
基本的なテンプレートファイル
ほとんどのWordPressテーマで使用される、一般的なテンプレートファイルです。
5. header.php
ページの<head>
要素やナビゲーションメニューなど、ヘッダー部分を定義します。
6. footer.php
ページのフッター部分を定義します。著作権情報やスクリプトの読み込みなどを記述します。
7. sidebar.php
サイドバーを表示するテンプレートファイルです。ウィジェットエリアを設置する場合にも使います。
8. single.php
個別投稿ページのテンプレートです。
9. page.php
固定ページのテンプレートです。
10. archive.php
カテゴリ、タグ、著者、日付などのアーカイブページを表示するテンプレートです。
11. search.php
検索結果ページのテンプレートです。
12. 404.php
404エラーページ(ページが見つからない場合)のテンプレートです。
拡張テンプレートファイル
テーマをさらにカスタマイズしたい場合に便利なテンプレートです。
13. front-page.php
フロントページ(ホームページ)専用のテンプレートです。
14. home.php
投稿一覧ページ(ブログページ)専用のテンプレートです。
15. category.php
カテゴリ別投稿一覧のテンプレートです。
16. tag.php
タグ別投稿一覧のテンプレートです。
17. author.php
著者別アーカイブページのテンプレートです。
18. date.php
日付アーカイブページのテンプレートです。
19. comments.php
コメントとコメントフォームを表示するテンプレートです。
20. custom-template.php
特定の固定ページ専用のカスタムテンプレートです。
便利なディレクトリ構成
template-parts/
テンプレートのコンポーネント化(例:template-parts/header.php
, template-parts/content.php
)に使用します。
assets/
CSS、JavaScript、画像などのアセットを整理するためのフォルダーです。
まとめ
WordPressオリジナルテーマを作成する際には、ここで紹介したテンプレートファイルを揃えておくことで、柔軟かつ効率的なテーマ開発が可能になります。特に初心者の方は、まず基本的なテンプレートファイルを作成し、少しずつカスタマイズに挑戦してみてください!