WordPress/STUDIO/HTMLでLP(ランディングページ)を制作する際、お問い合わせフォームの選定は非常に重要です。しかし、制作環境によって最適なフォームツールは大きく異なります。
この記事では、WordPress、STUDIO、HTMLの3つの環境別に、最適なお問い合わせフォームツールと具体的な実装方法を解説します。初心者の方でも迷わず選べるよう、それぞれのメリット・デメリットを明確にしていきます。
LP制作環境でフォーム選びが変わる理由
LPのお問い合わせフォームを選ぶ際、まず考えるべきは「どの環境で制作しているか」です。
WordPressならプラグインが豊富に使えますが、HTMLの静的サイトでは外部サービスに頼る必要があります。STUDIOのようなノーコードツールには標準機能が備わっていますが、カスタマイズ性に限界があることも。
また、フォームツール選びで重要なのは以下の3点です:
- 実装の簡単さ: 制作時間とコストに直結します
- GA4連携: コンバージョン計測ができないと効果測定ができません
- メンテナンス性: 運用開始後の管理工数も考慮が必要です
環境に合わないツールを選んでしまうと、実装に余計な時間がかかったり、後から機能追加が難しくなったりします。それぞれの環境で最適なツールを選ぶことが、効率的なLP制作の第一歩です。
環境別おすすめフォーム一覧
まず、各環境でおすすめのフォームツールを一覧で比較します。
| 制作環境 | おすすめツール | 難易度 | 無料範囲 | GA4連携 |
|---|---|---|---|---|
| WordPress | WPForms / Contact Form 7 | ★☆☆ | 基本機能OK | 容易 |
| STUDIO | 標準フォーム機能 | ★☆☆ | 完全無料 | 可能 |
| HTML/静的サイト | Web3Forms | ★★☆ | 完全無料 | 容易 |
この表を見れば、自分の環境でどのツールを使うべきか一目でわかります。それでは、各環境ごとに詳しく見ていきましょう。
WordPress環境のLPに最適なフォーム
WordPressでLPを制作する場合、プラグインを使うのが最も効率的です。おすすめは「WPForms」と「Contact Form 7」の2つです。
WPFormsの特徴
WPFormsは初心者に最もおすすめのプラグインです。ドラッグ&ドロップで直感的にフォームを作成でき、GA4連携も簡単に設定できます。
無料版でも基本的な機能は十分使えますが、有料版ではファイルアップロードや決済機能も追加できます。コンバージョントラッキング機能が標準で備わっているため、GA4でのイベント計測も設定画面から簡単に行えます。
LPを初めて作る方や、できるだけ手間をかけたくない方には、WPFormsが最適です。管理画面も日本語化されており、マニュアルを見なくても直感的に操作できるのも大きなメリットです。
Contact Form 7の特徴
Contact Form 7は軽量で自由度の高いプラグインです。当サイトでも別記事で詳しく解説していますが、カスタマイズ性が非常に高いのが特徴です。
WordPressの動作を軽くしたい場合や、細かいカスタマイズが必要な場合に選ばれることが多いです。ただし、設定は少し複雑で、GA4連携もGTM(Googleタグマネージャー)を経由する必要があります。
プログラミングの知識がある方や、すでにContact Form 7に慣れている方には、引き続き使うのも良い選択です。
関連記事: Contact Form 7で自動採番を実装する方法では、CF7のカスタマイズ例を詳しく解説しています。
WordPress環境での選び方
どちらを選ぶべきかは、以下の基準で判断してください:
WPFormsを選ぶべき人:
- WordPress初心者
- できるだけ手軽に実装したい
- GA4連携を簡単に設定したい
- 有料版の機能(決済など)も将来使いたい
Contact Form 7を選ぶべき人:
- すでにContact Form 7に慣れている
- 軽量なプラグインを使いたい
- 細かいカスタマイズをしたい
- GTMを使ったタグ管理ができる
迷ったら、まずはWPFormsから始めるのが無難です。
STUDIO環境のLPに最適なフォーム
STUDIOでLPを制作する場合、標準搭載されているフォーム機能を使うのがベストです。
STUDIO標準フォームの特徴
STUDIOのフォーム機能は、ドラッグ&ドロップで簡単に設置できます。主な特徴は以下の通りです:
- デザインを自由にカスタマイズ可能
- メール通知が自動で送信される
- スパム対策も一定レベルで装備
- GA4イベントの設定も可能
- 追加料金なしで利用できる
ノーコードでLP制作を完結させたい方には、STUDIO標準フォームが最適解です。わざわざ外部サービスを使う必要はありません。
STUDIO標準フォームのメリット・デメリット
メリット:
- コード不要で実装できる
- デザインの自由度が高い
- STUDIOの他機能との連携がスムーズ
- 追加コストがかからない
- 管理画面で送信内容を確認できる
デメリット:
- 高度なカスタマイズには限界がある
- 外部ツール(Slack、スプレッドシートなど)との連携は標準では難しい
- 確認画面の実装にはカスタムコードが必要
デメリットもありますが、ほとんどのLPでは標準機能で十分対応できます。特別な理由がない限り、STUDIO標準フォームを使うのがおすすめです。
HTML/静的サイトのLPに最適なフォーム
HTMLで静的サイトのLPを制作する場合、サーバーサイド処理が必要なため、外部フォームサービスを使うのが一般的です。
ここでは最もおすすめの「Web3Forms」を中心に、実装方法を詳しく解説します。
Web3Formsが最適な理由
Web3Formsは、HTMLの静的サイトに最適なフォームサービスです。主な特徴は:
- 完全無料(送信数制限なし)
- HTMLフォームに数行追加するだけで動作
- スパム対策(reCAPTCHA/hCaptcha)標準装備
- Webhook機能でSlackやGoogleスプレッドシート連携が可能
- GA4イベント計測が簡単
- 自動返信メール機能あり
FormspreeやGoogleフォームも選択肢ですが、Web3Formsは無料で使える機能範囲が最も広く、HTMLとの親和性も高いです。
Web3Formsの実装方法
Web3Formsの実装は非常にシンプルです。公式サイトでアクセスキーを取得し、HTMLフォームのaction属性とhidden inputを追加するだけで動作します。
JavaScriptを使えば、確認画面の実装やGA4イベントの送信も可能です。HTMLとJavaScriptの基本的な知識があれば、数十分で実装できます。
確認画面の実装について
LPでは、送信前に確認画面を表示したいケースも多いです。Web3Formsは確認画面がデフォルトではありませんが、JavaScriptを使えば簡単に実装できます。
確認画面を実装することで、ユーザーの入力ミスを防ぎ、送信完了率を高めることができます。特にBtoB向けのLPでは、確認画面があることでユーザーの安心感も高まります。
GA4イベント計測の設定
LPでは、フォーム送信をGA4で計測することが重要です。Web3Formsは送信成功時にレスポンスを返すため、そのタイミングでGA4イベントを発火させることができます。
GA4タグを直接使う方法と、GTM経由で計測する方法の両方に対応できます。どちらの方法でも、フォーム送信をコンバージョンとして正確に計測できます。
他のフォームサービスとの比較
HTML環境では、Web3Forms以外にもいくつか選択肢があります。
Formspree:
- 無料プランは月50件まで
- 実装はWeb3Formsと同様に簡単
- 有料プランは月20ドルから
- 小規模LPなら選択肢になる
Googleフォーム:
- 完全無料で送信数無制限
- デザインのカスタマイズ性が低い
- 埋め込みで使えるが、LPのデザインに合わせにくい
- GA4連携が少し複雑
結論: HTMLの静的サイトでは、無料・無制限・カスタマイズ性の高さから、Web3Formsが最もおすすめです。月50件以下の小規模LPならFormspree、デザインを気にしないならGoogleフォームも選択肢になります。
よくある質問
Q. WordPressでもWeb3Formsは使えますか?
はい、WordPressでもWeb3Formsは使えます。ただし、WordPressならWPFormsやContact Form 7などのプラグインを使う方が、管理画面から設定できて便利です。
Q. 無料プランでスパム対策はできますか?
Web3FormsもWPFormsも、無料プランでスパム対策機能が使えます。reCAPTCHAやhCaptchaを設定することで、スパム送信を大幅に減らせます。
Q. フォーム送信後の自動返信メールは設定できますか?
Web3Formsは自動返信メールに対応しています。管理画面から設定するだけで、送信者に自動で確認メールを送れます。WordPressのプラグインも同様に対応しています。
Q. GA4でフォーム送信を計測するにはどうすればいいですか?
Web3FormsならJavaScriptでイベント送信できます。WPFormsなら設定画面からGoogleアナリティクス連携を有効にするだけで計測可能です。
Q. 確認画面は必須ですか?
確認画面は必須ではありませんが、LPではユーザーの入力ミスを防ぐために設置することをおすすめします。送信前に内容を確認できることで、ユーザーの安心感も高まります。
まとめ:環境別フローチャート
最後に、環境別の選択フローをまとめます:
WordPress環境の場合:
- 初心者・手軽さ重視 → WPForms
- カスタマイズ重視・軽量化したい → Contact Form 7
STUDIO環境の場合:
- ノーコードで完結したい → 標準フォーム機能
HTML/静的サイトの場合:
- 無料・無制限・カスタマイズ性重視 → Web3Forms
- 小規模LP(月50件以下) → Formspree
- 最もシンプルに実装したい → Googleフォーム
LPのお問い合わせフォームは、制作環境によって最適解が変わります。この記事を参考に、自分の環境に合ったツールを選んで、効果的なLPを作成してください。