WordPressかんたんセットアップとは、ConoHa WINGの申し込みと同時に「独自ドメインの取得・設定」「WordPressのインストール」「テーマの追加」「SSLの設定」までを一括で完了できる公式機能です。従来は別々に行っていた作業がひとつの流れにまとまっているため、公式サイトでは「WordPress開設最短10分」とうたわれています(2026年7月時点)。
初めてのサーバー契約は「入力項目が多そう」「途中でつまずいたら戻れないのでは」と不安になりがちです。しかし実際の申し込みフローは全体で2ステップしかなく、事前に決めておくべきことを整理しておけば迷う場面はほとんどありません。
この記事では、ConoHa WINGの申し込みからWordPressかんたんセットアップでのインストール、公開直後にやるべき設定までを画面つきで解説します。当サイト(CodeQuest.work)自体もConoHa WINGで運用しているため、実際に使っていて感じる注意点も交えてまとめます。
ConoHa WINGでWordPressを始める全体像
作業は大きく「STEP1:サーバーの申し込み」と「STEP2:WordPressかんたんセットアップ」の2段階です。STEP2は申し込み完了画面からそのまま続けて設定でき、後からコントロールパネルで設定することもできます。

所要時間の目安は以下のとおりです。入力作業そのものは10分程度で、残りは反映待ちの時間です。
- 申し込み(アカウント登録〜支払い):約5分
- WordPressかんたんセットアップの入力:約3〜5分
- サイト表示・SSLの反映待ち:数分〜数十分(この間は待つだけ)
手元に用意しておくものは4つです。
- メールアドレス:ConoHaアカウントの登録に使用
- 電話番号:SMS認証(または電話認証)に使用
- 支払い手段:クレジットカードが最も簡単。Amazon Pay・PayPal・銀行振込・コンビニ払いにも対応
- 取得したいドメイン名の候補:後から変更できないため、申し込み前に決めておく
申し込み前に決めておく4つのこと
申し込みフローの途中で考え込まないよう、次の4点だけ先に決めておきましょう。ここさえ済んでいれば、あとは画面の指示どおりに進むだけです。
1. プランと契約期間
個人サイト・ポートフォリオ・ブログ用途なら、最下位の「ベーシック」プランで性能は十分です。契約期間は月額が下がりすぎず縛りも長すぎない12ヶ月がバランスの良い選択です。そもそもどのサーバー会社にするか比較検討中の人は、ポートフォリオサイトを公開するためのレンタルサーバーの選び方を先に読んでみてください。
2. 独自ドメイン名
かんたんセットアップで設定するドメイン名は後から変更できません(公式の入力画面にも明記されています)。「名前+portfolio」「屋号やブランド名」など、名刺やSNSに載せても違和感のない短い名前を決めておきましょう。WINGパックなら独自ドメインが最大2つ無料で取得できます。
3. サイト名
WordPressのサイトタイトルです。こちらはインストール後にWordPress管理画面からいつでも変更できるので、仮の名前でも問題ありません。
4. WordPressのユーザー名とパスワード
WordPress管理画面へのログインに使う情報で、ConoHaアカウントのメールアドレス・パスワードとは別物です。ここを混同すると後で「ログインできない」と慌てる原因になるため、パスワード管理ツール等に分けて控えておきましょう。
料金プランの確認(WINGパックを選ぶ)
料金タイプは「WINGパック」と「通常料金」の2種類があります。WINGパックは契約期間分を一括前払いする代わりに月額が割引され、独自ドメイン最大2つ無料の特典が付くのはWINGパックだけです。WordPressサイトを運用するならWINGパック一択と考えて問題ありません。

2026年7月時点の12ヶ月契約(WINGパック)の内容を整理すると次のとおりです。料金はキャンペーンにより変動するため、申し込み時に公式サイトで最新価格を確認してください。
| 項目 | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
|---|---|---|---|
| 月額(12ヶ月・キャンペーン時) | 937円 | 2,145円 | 4,290円 |
| 初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
| SSD容量 | 500GB | 600GB | 700GB |
| メモリ / vCPU | 8GB / 6コア | 12GB / 8コア | 16GB / 10コア |
| 独自SSL・自動バックアップ | 無料 | 無料 | 無料 |
| 独自ドメイン無料特典 | 2つ | 2つ | 2つ |
| 向いている用途 | 個人ブログ・ポートフォリオ | 画像やページが多いサイト | 複数サイトの管理 |
注意点として、WINGパックは契約期間分の一括前払いで、契約期間中の途中解約はできません。まずは3ヶ月や6ヶ月で試したい人は短い期間を選び、続ける確信が持てたタイミングで長期契約に切り替えるのも手です。
STEP1:申し込み手順(アカウント登録〜支払い)
公式サイトの「お申し込み」ボタンから進みます。流れは以下の6ステップで、公式ページの案内どおりに入力していけば迷いません。

- 「お申し込み」ボタンをクリック:公式サイト右上の緑のボタンから開始
- プランを選択:料金タイプ「WINGパック」・契約期間「12ヶ月」・プラン「ベーシック」が基準。ここで「WordPressかんたんセットアップを利用する」を選択しておく
- アカウント情報を登録:メールアドレスとパスワードでConoHaアカウントを作成し、氏名・住所・電話番号を入力
- 電話・SMS認証:電話番号に届く認証コードを入力(固定電話でも可)
- お支払い方法を設定:クレジットカードなら手数料無料・入金確認不要でそのまま進める
- 申し込み内容を確認して完了:完了画面からそのままSTEP2のかんたんセットアップに進める
STEP2:WordPressかんたんセットアップの入力手順
申し込み完了画面から続けて、WordPressのセットアップに入ります。公式の手順は次の4ステップです。

- セットアップ方法を選択:新しく始めるなら「新規インストール」。他社サーバーからの引っ越しなら「他社サーバーからの移行」
- WordPress情報・独自ドメインを入力:下の表の項目を入力する
- Whois情報を入力:ドメイン登録者情報。ConoHa WINGはWhois代行設定がデフォルトで適用されるため、個人情報が公開されることはない
- 内容を確認して設定完了:確認画面で「設定」をクリックすると、WordPressのURLとデータベース情報が表示される
入力項目は4つだけです。「後から変更できるか」を軸に整理しておきます。
| 入力項目 | 内容 | 後から変更 |
|---|---|---|
| 独自ドメイン設定 | WordPressで使用するドメイン名 | 不可(綴りに注意) |
| 作成サイト名 | WordPressのサイト名 | 可(WordPress管理画面から) |
| WordPressユーザー名 | WordPress管理画面のログイン用 | ConoHaアカウントとは別物 |
| WordPressパスワード | WordPress管理画面のログイン用 | ConoHaアカウントとは別物 |
設定完了画面に表示されるデータベースのパスワードは後から確認できません(公式も強調している注意点です)。スクリーンショットを撮るか、パスワード管理ツールに必ず控えてください。通常運用で使う場面は少ないものの、サーバー移行やトラブル復旧時に必要になります。
セットアップ後に確認する3つのこと
- サイトが表示されるか:設定完了後、取得したドメインのURLにアクセスする。ドメインの反映(DNS浸透)には数分〜数十分かかるため、すぐ表示されなくても焦らず待つ
- SSL(https)が有効か:無料独自SSLは自動で設定が進む。URLが「https://」で始まり、ブラウザに警告が出ないことを確認する。反映まで時間がかかる場合は、コントロールパネルのサイト管理→サイトセキュリティから状態を確認できる
- WordPress管理画面にログインできるか:「https://ドメイン名/wp-admin/」にアクセスし、かんたんセットアップで決めたWordPressユーザー名・パスワードでログインする
インストール後に最初にやるWordPress設定
記事を書き始める前に、最低限この4つだけ済ませておくと後戻りがありません。
- パーマリンク設定:設定→パーマリンクで「投稿名」に変更。記事を公開した後に変えるとURLが変わってしまうため、最初に決めるのが鉄則
- 一般設定:サイトタイトル・キャッチフレーズを確認。仮の名前で登録した場合はここで整える
- 不要な初期プラグイン・テーマの整理:使わないものは削除しておくとセキュリティ面でも安心
- テーマの適用:かんたんセットアップでテーマを選んでいた場合は有効化を確認。後からいつでも変更できる
Web制作の案件でクライアントのサーバーを設定する立場になったら、確認項目はさらに増えます。その場合はWordPress案件を受注したら最初にやるサーバー設定をチェックリストとして使ってください。
うまくいかないときのチェックポイント
| 症状 | 原因と対処 |
|---|---|
| サイトが表示されない | ドメインのDNS反映待ちの可能性が高い。数十分〜数時間待ってから再アクセスする |
| 「保護されていない通信」と出る | SSLの反映待ち。コントロールパネルでSSL有効化の状態を確認し、反映後にhttpsでアクセスし直す |
| SMS認証コードが届かない | 電話認証(自動音声)に切り替えられる。固定電話でも認証可能 |
| 管理画面にログインできない | ConoHaアカウントの情報を入力していないか確認。WordPressのログインはかんたんセットアップで決めたユーザー名・パスワード |
| ドメイン名を打ち間違えて設定した | 自力では変更できないため、早めにConoHaのサポート(メール・チャット・電話)へ相談する |
実際に運用してわかったConoHa WINGの注意点
当サイトをConoHa WINGで運用するなかで、公式の案内だけでは気づきにくかったポイントが3つあります。契約前に知っておくと運用が楽になります。
コントロールパネルは2階層あることを理解する
ConoHaのコントロールパネルには、契約やドメインを扱う画面と、WordPress・SSL・メールなどを扱う「サイト管理」の画面があります。最初のうちは「SSLの設定がどこにあるかわからない」と迷いがちですが、サイト単位の設定はすべて「サイト管理」側にあると覚えておくと、目的の画面へ素早くたどり着けます。
WAF(セキュリティ機能)が正常な操作を誤検知することがある
ConoHa WINGには WAF(Webアプリケーションファイアウォール)が標準で有効になっています。ふだんはサイトを守ってくれる心強い機能ですが、技術ブログのようにHTMLやSQLのコードを本文に含む記事を保存しようとすると、攻撃と誤検知されて更新がブロックされることがあります。当サイトでも何度か遭遇しました。その場合はコントロールパネルのサイトセキュリティからWAFを一時的にOFFにして保存し、作業後は必ずONに戻すのが安全な運用です。
自動バックアップは14日分。大きな変更前は手動バックアップを
自動バックアップは過去14日分が保存されますが、逆に言えば15日以上前の状態には戻せません。テーマの大改修やプラグインの一括更新など「壊れる可能性のある作業」の前には、プラグインやエクスポート機能で手動バックアップを取っておくと、時間が経ってから問題に気づいた場合でも復旧できます。
よくある質問
Q. かんたんセットアップを使わずに、後からWordPressをインストールできますか?
できます。申し込み時にかんたんセットアップをスキップしても、後からコントロールパネルのサイト管理→WordPressインストールで同じことができます。ただし独自ドメインの設定を別途行う必要があるため、これから新規で始めるなら申し込みと同時に済ませるのが最も簡単です。
Q. かんたんセットアップで設定したドメイン名は後から変更できますか?
変更できません。公式の入力画面にも「ドメイン名は後から変更できないため、慎重に入力してください」と明記されています。綴りを2回確認してから設定を確定しましょう。サイト名・ユーザー名・パスワードは後からWordPress管理画面で変更できます。
Q. 契約期間はどれを選べばいいですか?
迷ったら12ヶ月契約がおすすめです。月払いより割安になり、長すぎないため「合わなかった」ときのリスクも抑えられます。WINGパックは途中解約ができない点だけ理解したうえで、続ける確信があれば24ヶ月・36ヶ月でさらに月額を下げる選択もあります。
Q. WordPressテーマはどれを選べばいいですか?
かんたんセットアップの途中で無料・有料のテーマを選べますが、その場で決める必要はありません。テーマは後からいつでも追加・変更できるため、まず無料テーマで始めて、サイトの方向性が固まってから選び直すのが失敗しない進め方です。
Q. 申し込みからサイト公開までどのくらいかかりますか?
入力作業は10分程度で完了します。公式も「WordPress開設最短10分」と案内しています(2026年7月時点)。ただしドメインのDNS反映とSSLの設定反映に数分〜数十分かかるため、実際にhttpsでサイトが見られるようになるまでは最大1時間程度を見込んでおくと確実です。
Q. 独自ドメインは本当に無料ですか?
WINGパックで契約すると、独自ドメインを最大2つ無料で取得・更新できます(2026年7月時点の公式特典)。「.com」など人気のドメインも対象です。通常、ドメインは年間1,500円前後の更新費がかかるため、この特典だけで実質的な負担がかなり下がります。
まとめ:入力10分でWordPressサイトは立ち上がる
- 流れは「申し込み(STEP1)→ かんたんセットアップ(STEP2)」の2段階だけ
- 事前に決めるのは「プラン・契約期間・ドメイン名・サイト名/ログイン情報」の4つ
- ドメイン名だけは後から変更不可。綴りを確認してから確定する
- 設定完了画面のデータベースパスワードは必ず控える
- 公開後はパーマリンク設定を最初に済ませる
ConoHa WINGを選ぶ理由や他社サーバーとの比較をもう一度確認したい人は、ConoHa WINGの魅力とは?国内最速サーバーのメリットを徹底解説もあわせて読んでみてください。
エックスサーバーと迷っている人は、エックスサーバーでWordPressをインストールする手順を同じ構成で用意しているので、読み比べて決められます。
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