AI画像で商品バナーは作れるか|DomoAIで日本語と価格表記を検証


AI画像で商品バナーは作れます。DomoAI の GPT Image 2.5 Sunburst に、日本語のキャッチコピー・割引率・価格を「」で1つずつ指定したところ、1回の生成で一字一句正しいバナーが出来上がりました。かかった時間は約1分30秒、消費したのは10クレジットです。

商品バナーは、キャッチコピーと価格が主役です。AIに任せるかどうかは、日本語と数字が指定どおりに入るかで決まります。文字まで正しく入るなら、セールのたびに作っていたバナーを、手元で数分のうちに用意できます。

この記事では、DomoAI で派手な商品バナーを1枚作り、日本語と価格表記を拡大して確かめた結果を載せます。そのうえで、文字入りバナーを作るときに選ぶべきモード、文字を正しく出すプロンプトの書き方、そのまま広告やECに使う前に確かめることを整理します。検証日は2026年10月3日です。


結論|1回の指示で、日本語と価格まで正しく入った

結論から書きます。指定した日本語の4つの要素と、価格の数字・記号は、すべて指定どおりに出ました。

指定した文字結果
見出し「うるおい、あふれる。」正確。筆文字風の太い書体で描かれた
バッジ「期間限定 30%OFF」正確。黄色い星形のバッジに極太ゴシック
価格「¥3,980 → ¥2,780(税込)」正確。¥・カンマ・矢印・全角かっこまで一致
ボタン「今すぐチェック」正確。白い角丸ボタンに入った
ボトルのラベル「AQUABASE」正確。金色のセリフ体で四角い枠の中に入った

文字入りの商品バナーは、プロンプトで文字を1要素ずつ指定すれば、AI画像で作れる段階にあります。ただし、そのまま広告に出せるかは別の話です。透かし、文字が画像に焼き込まれること、価格表示のルールの3つは、使う前に必ず確かめてください(後半で解説します)。


検証の条件

条件は次のとおりです。参照する画像は添付せず、プロンプトだけで生成しています。

項目内容
ツールDomoAI の「AI画像」
モード画像編集(画像は添付しない)
モデルGPT Image 2.5 Sunburst
比率・解像度16:9・2K(出力は 2752×1536 px)
消費クレジット10
生成時間約1分30秒(画面の表示は「平均待機時間 35s」。99%で約1分止まってから完成)

GPT Image 2.5 は、OpenAI が2026年9月8日に「ChatGPT Images 2.5」として発表した画像生成モデルで、API向けに Sunburst と Flare の2種類があります。OpenAI は Sunburst を、編集で細かい調整が求められる高品質な用途向けと説明しています。DomoAI の画像編集ページでは、Sunburst は制御重視、Flare は速さ重視と案内されています。なお DomoAI の画像編集ページでは、見出し入りの広告には GPT Image 2 を勧めています。今回はあえて新しい Sunburst で試しました。

実際に使ったプロンプトです。英語の文の中に、入れたい日本語を「」で埋め込んでいます。

A bold, eye-catching e-commerce sale banner in 16:9 landscape. In the center-right, a premium skincare serum bottle: matte white cylindrical bottle with a matte gold cap and a small square label reading AQUABASE. Vivid background: hot pink to electric orange gradient with dynamic light rays, sparkles and water splashes around the bottle. On the left side, large bold Japanese headline text: 「うるおい、あふれる。」. Below it, a bright yellow starburst badge with the Japanese text 「期間限定 30%OFF」. Below the badge, the price text: 「¥3,980 → ¥2,780(税込)」. At the bottom left, a rounded white button with the Japanese text 「今すぐチェック」. Write every Japanese character and number exactly as given, sharp and legible. No other text or letters anywhere in the image.

商品は架空の美容液「AQUABASE」です。TikTok ShopのAI動画を検証した記事と同じ商品名にして、動画と静止画で同じ商品を扱ったときの違いを比べられるようにしました。


出来上がったバナー

ピンクからオレンジのグラデーションに白い美容液ボトルと「うるおい、あふれる。」「期間限定 30%OFF」「¥3,980 → ¥2,780(税込)」「今すぐチェック」の日本語が入った、AIで生成した商品バナー
GPT Image 2.5 Sunburst で1回だけ生成したバナー。左上の DomoAI の透かしは無料枠で生成したため

ピンクからオレンジへのグラデーション、放射状の光、ボトルの周りで跳ねる水しぶきまで、プロンプトに書いた要素は全部入っています。見出しは画面の左上に大きく、バッジ・価格・ボタンが上から順に並び、商品は右側に置かれました。配置の指示(left side/below it/bottom left)も、そのまま守られています。

指定していない装飾は、ボタンの右端に付いた「>」の矢印だけでした。文字ではなく、ボタンらしく見せる記号なので、バナーとしてはむしろ自然です。


拡大して確かめた結果

文字が正しいかどうかは、縮小した画像ではなく、原寸の画像を拡大して確かめました。

AI生成バナーの文字部分を拡大した画像。期間限定30%OFFのバッジ、¥3,980から¥2,780(税込)への価格表記、今すぐチェックのボタン
原寸から切り出したバッジ・価格・ボタン。数字も記号も指定どおり
確認したこと結果
ひらがな・漢字・カタカナ誤字・脱字・似た別の字への置き換えなし
数字(3,980/2,780/30)すべて一致。桁区切りのカンマも位置どおり
記号(¥・→・%・全角かっこ)すべて一致。(税込)は全角かっこのまま
指定外の文字なし。ボタンの「>」は記号の飾り
ボトルとキャップの質感ラベル「AQUABASE」の綴りは正確。プロンプトでは本体もキャップも「つや消し」と指定したが、本体は光沢のある白、キャップは光沢のある金色になった

外れたのは、ボトル本体とキャップの質感でした。文字は指定どおりに出る一方で、物の質感や形は「それらしく」描き直されるという傾向です。これは動画でも同じで、テキストから作った動画では、同じ「AQUABASE」を指定しても1本ごとに別のボトルになりました。実在の商品を見せるバナーなら、商品写真を添付して作る方法を選ぶほうが確実です。

なお、この記事では1回目に生成した画像をそのまま載せています。質感のずれや、透かしが見出しの「う」に重なっている点を直すための再生成はしていません。


文字入りバナーは「画像編集」モードで作る

DomoAI の「AI画像」には3つのモードがあります。文字入りのバナーを作るなら、名前から想像するのとは別のモードを選ぶ必要があります。

モード選べるモデル文字入りバナー
テキスト→画像生成Anime S1〜S8、ダーク・ゴシックなど画風が決まったモデル(1枚4クレジット)向かない
画像編集GPT Image 2.5 Sunburst/Flare、GPT Image 2、Nano Banana 2(各10クレジット)、Nano Banana Pro(15クレジット)向く
画像アップスケール既存画像の高解像度化対象外

料金は2026年10月3日に画面で確認した値で、解像度はいずれも2K以上しか選べませんでした。

「テキスト→画像生成」には文字に強いモデルがない

「テキストから画像を作る」なら「テキスト→画像生成」を選びたくなりますが、ここで選べるのはアニメ調などの画風モデルだけです。文字の描写を売りにしている GPT Image や Nano Banana は、このモードには出てきません。

「画像編集」は画像を添付しなければ新規生成になる

GPT Image や Nano Banana がある 画像編集モード は、画像を添付しなくても使えます。入力欄にも「指示に合わせて全く新しい作品を作ることも可能です」と書かれています。文字入りのバナーは「画像編集」を選び、画像を添付せずにプロンプトだけで生成する、と覚えておけば迷いません。


日本語を正しく出すプロンプトの書き方

今回、文字が1回で正しく出たのは、プロンプトの書き方による部分が大きいと考えています。効いたと考えられる書き方は次の4つです。

  1. 入れたい文字は「」で1要素ずつ書く。見出し・バッジ・価格・ボタンを別々の文に分けた
  2. 要素ごとに位置と役割を書く。「左側に大きな見出し」「その下に黄色い星形のバッジ」のように、上から順に並べた
  3. 「書いたとおりの文字と数字を、くっきり読める形で」と念を押す(Write every Japanese character and number exactly as given)
  4. ほかの文字を禁じる(No other text or letters anywhere in the image)

4つ目の「ほかの文字を出すな」は、動画の検証でも効きました。指定していないダミーの文字列が、この1文を足しただけで消えています。動画と静止画で同じ書き方が通用するのは、覚えておくと便利です。1回で通らなかったときの直し方は、指示の出し方を6本で比べた記事も参考になります。

今回の検証は1枚だけです。同じプロンプトで何回作っても毎回正しく出るかまでは確かめていないので、生成したら必ず原寸で文字を確認する工程は省かないでください。


そのまま使う前に確かめる3つのこと

バナーとしての見た目は十分でも、そのまま広告やECに出す前に確かめておきたいことが3つあります。

1. 透かしの有無と商用利用の条件

今回の画像は無料枠のクレジットで生成したため、左上に DomoAI の透かしが入りました。公式の料金ページでは、有料プランすべてに「Watermark-free outputs(透かしなしの出力)」と書かれています。透かしのない画像が必要なら、有料プランで生成し直すことになります。

商用利用については、DomoAIの利用規約(2026年8月13日更新)の5.2に、適用される法令や規制、第三者の権利を守る限り生成物を商用目的で使えると書かれています。プランごとに商用利用の可否を分ける記載はありませんでした(2026年10月3日確認)。同じ5.2には、公開するときにAIで生成したことを示すよう勧める一文もあります。

2. 文字が画像に焼き込まれる

AIで作ったバナーは、文字も画像の一部です。価格やセール期間を変えたいときに、その部分だけを書き換えることはできません。文言を変えるたびに生成し直し、もう一度原寸で文字を確かめる必要があります。

OpenAI も画像生成のガイドの制限事項で、文字の正確な配置やくっきりさにはまだ課題が残ると書いています。今回は1回で正確に出ましたが、毎回そうなるとは限りません。変わる文字が多いバナーは、背景だけをAIで作り、文字はデザインツールで後から重ねるほうが手戻りが少なくなります。

3. 「¥3,980 → ¥2,780」は二重価格表示になる

元の価格と値下げ後の価格を並べる表示は、景品表示法の「二重価格表示」に当たります。消費者庁の「不当な価格表示についての景品表示法上の考え方」(最終改定 平成28年4月1日)では、比べる価格として過去の販売価格を使う場合、それが「最近相当期間にわたって販売されていた価格」でなければ、いつの時点でどのくらいの期間販売していた価格かを正確に示さない限り、不当表示に当たるおそれがあるとされています。「最近相当期間」かどうかの目安は次のとおりです。

ガイドラインの基準内容
見る期間セール開始時点からさかのぼる8週間
満たす条件その価格で販売していた期間が、8週間(販売期間が8週間未満ならその期間)のうち過半を占めていること
当てはまらない場合その価格での販売が通算2週間未満、または最後に販売した日から2週間以上たっている
割引率の表示「30%OFF」のような割引率の表示も、二重価格表示と同じ考え方で判断される

比べる価格の側にも注意があります。同じガイドラインは、その価格で販売していた期間を示さずに、または実際と違う販売期間を付けて比べる価格に使うことを、不当表示に当たるおそれがある例として挙げています。

「期間限定」の表示も同じく確認が要ります。ガイドラインには「期間限定」そのものを扱う項目はありませんが、消費者庁の表示に関するQ&Aは、実態がないのに「今だけ特別に値引きしている」と誤認させる表示を、有利誤認に当たるおそれがあるものとして説明しています。違反事例集(平成28年2月)には、「期間限定」とセール期間まで明記していながら、実際にはほぼ4年にわたって同じ値引きを続けていた通信講座のサイトに措置命令が出た事例が載っています。期間を書いたかどうかではなく、本当にその期間だけの値引きかどうかが問われます。

AIで作ったバナーでも、表示の責任は出す側にあります。元の価格に販売実績があるか、セール期間を実態どおりに書いているかは、バナーに入れる前に確かめてください。なお、今回の「¥3,980 → ¥2,780」は値引き率が約30.2%なので、「30%OFF」は実際の値引き率を上回っていません。TikTok Shop のAI生成コンテンツの規定も、AIで作る素材は「実際の価格」を含む実際の商品情報に基づくよう求めています。


AIに任せてよい部分と、人が入れる部分

今回の結果をもとに、商品バナーのどこまでをAIに任せてよいかを表にまとめます。

要素判断理由
背景・光・水しぶきなどの装飾任せてよいプロンプトに書いた要素がすべて入った
キャッチコピー(短い日本語)任せてよい(要確認)1回で正確に出た。原寸での確認は必須
割引率・価格条件つき数字は正確に出たが、変更のたびに作り直しになる。表示ルールの確認も必要
レイアウト(要素の並び)任せてよい位置の指示どおりに並んだ
実在の商品の見た目任せないテキストからでは質感や形が変わる。商品写真を添付するか実写を使う

実際の運用では、背景と装飾をAIで作り、価格や期間など変わる文字は後から入れる形が扱いやすくなります。文字まで任せた1枚は、セールの告知など、使う期間が短く作り直しの手間が少ないバナーに向いています。


よくある質問

Q. AI画像で日本語の文字は正確に出せますか?

DomoAI の GPT Image 2.5 Sunburst で試したところ、見出し・バッジ・価格・ボタンの4つの日本語と、¥やカンマなどの記号まで、1回の生成で指定どおりに出ました。ただし検証は1枚だけなので、生成したら必ず原寸で文字を確認してください。

Q. DomoAIで文字入りのバナーを作るには、どのモードを選べばいいですか?

「画像編集」モードを選び、画像を添付せずにプロンプトだけで生成します。「テキスト→画像生成」モードで選べるのは画風が決まったモデルだけで、文字に強い GPT Image や Nano Banana は「画像編集」モードにあります。

Q. バナー1枚を作るのに、何クレジットかかりますか?

2026年10月3日時点の画面表示では、GPT Image 2.5 Sunburst・Flare、GPT Image 2、Nano Banana 2 が1枚10クレジット、Nano Banana Pro が15クレジットでした。解像度は2K以上しか選べません。

Q. 生成にはどのくらい時間がかかりますか?

今回の1枚は約1分30秒でした。画面には「平均待機時間 35s」と表示され、99%の表示のまま約1分止まってから完成しました。途中でキャンセルせずに待つのが確実です。

Q. 無料枠で作ったバナーをそのまま広告に使えますか?

今回の無料枠の生成では、左上に DomoAI の透かしが入りました。公式の料金ページでは有料プランすべてが透かしなしの出力です。商用利用は、利用規約で法令と第三者の権利を守る限り可能とされ、プランごとの区別は書かれていません(2026年10月3日確認)。

Q. バナーの中の価格表示で気をつけることはありますか?

「¥3,980 → ¥2,780」のように元の価格と並べる表示は、景品表示法の二重価格表示の考え方が関わります。消費者庁のガイドラインでは、比べる価格はセール開始前8週間のうち過半の期間で販売していた価格であることが目安とされています。


まとめ

AI画像で商品バナーを作ると、日本語のキャッチコピーと価格まで1回で正しく入りました。要点は次の3つです。

  • 文字入りのバナーは DomoAI の「画像編集」モードで、画像を添付せずに作る
  • 入れたい文字は「」で1要素ずつ書き、ほかの文字を禁じる
  • 使う前に、透かし・文字の焼き込み・価格表示のルールを確かめる

まずは自分の商品名とセールの文言で1枚作り、原寸で文字を確かめてみてください。プランごとのクレジット数は DomoAIの料金とクレジットの仕組み にまとめています。


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