DomoAIとは|料金プラン・使える機能・クレジットの仕組みを整理


DomoAI(ドモAI)とは、シンガポールの DOMOAI PTE. LTD. が提供する、ブラウザ上で動画と画像を生成できる AI サービスです。画像から動画、テキストから動画、動画から動画といった変換をひととおり備えており、専用ソフトのインストールは必要ありません。同社が 2026 年 8 月 24 日に配信したプレスリリースによれば、2023 年 3 月 31 日の設立から利用者は 300 万人を超えています。

AI 動画のツールは数が多く、どれも「何ができるか」は華やかに書いてあります。一方で、契約する前にいちばん知りたいのは、いくらかかるのかと、そのお金で何回生成できるのかのほうです。DomoAI はクレジット制で、しかも機能によって「秒あたり」と「1 回あたり」の 2 通りの数え方が混ざっています。ここを読み違えると、契約したあとで足りなくなります。

この記事では、DomoAI の機能・使えるモデル・料金プラン・クレジットの減り方・無制限生成の条件を、公式サイトと公式発表に書かれている内容だけで整理します。実際に生成してどうだったかという使用感は扱いません。そちらは AI 動画生成は指示の出し方で 9 割決まる で別途検証しています。


DomoAI とは — ブラウザで完結する動画・画像の生成サービス

DomoAI は、動画生成・画像生成・アップスケールなどをひとつの画面にまとめた Web サービスです。ログインするとサイドバーに「AI ビデオ」「AI 画像」「クイックアプリ」が並び、目的の機能を選んで素材とテキストを入れる形で操作します。

運営会社の情報は、同社が 2026 年 8 月 24 日に配信したプレスリリースに記載があります。

項目内容
運営会社DOMOAI PTE. LTD.
所在地シンガポール
CEOJoe Lam
設立2023 年 3 月 31 日
利用者300 万人を突破
受賞2025 年「Singapore SME 500 Award」に選出

出典はいずれも PRTIMES に掲載された DomoAI のプレスリリース(2026 年 8 月 24 日)で、同社自身の発表にもとづく数字です。第三者による検証値ではない点だけ、読むときに区別してください。

画面は日本語表示に対応しており、公式サイトも /ja/ 配下で日本語のページが用意されています。料金ページやヘルプの一部が英語のまま残っている箇所はあります。


何ができるのか — 公式が挙げている機能

公式の料金ページには「モデルと利用時間のアクセス」という一覧があり、プランごとにどの機能が使えるかが整理されています。そこに並んでいる機能は次のとおりです。

区分機能公式に記載された尺・条件
AI ビデオオムニリファレンス4〜30 秒/高速のみ
AI ビデオ画像→動画生成アドバンスド 5 秒は高速&リラックス、アドバンスド 10 秒は高速のみ
AI ビデオテキスト→動画生成アドバンスド 5 秒は高速&リラックス、アドバンスド 10 秒は高速のみ
AI ビデオフレームから動画へ1〜56 秒/マルチフレームは高速のみ
AI ビデオキャラクターから動画へ5 秒・10 秒は高速&リラックス、20 秒・30 秒は高速のみ
AI ビデオ動画→動画変換3・5・10 秒は高速&リラックス、20 秒・30 秒は高速のみ
AI ビデオAI アバター5・10・20 秒/プランにより 30・60 秒
AI 画像画像編集/テキスト→画像生成高速&リラックス
AI ツール画像アップスケーラー/動画アップスケーラー高速のみ
AI ツール音声読み上げ高速のみ

「高速(クイック)」と「リラックス」はモードの名前です。この 2 つの違いが料金の考え方に直結するので、あとの節で扱います。

なお、生成した動画を実際の商品ページや EC で使う場合は、ツール側でできることと、載せる先のプラットフォームが許していることが別問題になります。TikTok Shop を例にした線引きは TikTok Shop の AI 動画はどこまで作れるか で扱っています。


選べる生成モデル

DomoAI は自社モデルと外部モデルの両方を載せています。料金ページのプラン欄に列挙されているのは次の 8 つです。

  • DomoAI 2.5
  • DomoAI 2.4.1
  • MiniMax H3
  • Seedance 2.5
  • Seedance 2.0
  • GPT Image 2
  • Nano Banana 2
  • Nano Banana Pro

後ろの 3 つは画像側のモデルです。動画側で新しいのは Seedance 2.5MiniMax H3 で、どちらも「オムニリファレンス」という機能から使います。

オムニリファレンスで何が変わったか

プレスリリースによると、オムニリファレンスは画像・動画・音声をまとめて参照素材として渡せる機能です。Seedance 2.5 では 最大 30 枚の参照画像、最大 10 本の参考動画、最大 10 件の参照音声に対応し、複数のシーンやカメラアングルをまたいでも顔・髪型・衣装といったキャラクターの見た目を保つことを狙っています。

MiniMax H3 のほうは、キャラクター画像と楽曲・セリフの音声を組み合わせて口の動きや表情を作る用途で、標準出力解像度は 768P と記載されています。いずれも同社の発表であり、こちらで生成して確かめた内容ではありません。


料金プラン — 月額と年払い

公式の料金ページに掲載されているプランは 4 つです。表示は米ドルで、年払いを選ぶと公式表記で「30% 以上お得」になります。

プラン月払い年払い時の月額月間クレジットクレジット単価
ベーシック$13$9600$0.015
スタンダード$42$292,200$0.013
プロ$142$998,000$0.012
チーム$142/席$99/席24,000(チームで共有)$0.012

プロには月間クレジットを 8,000/16,000/24,000 から選ぶ切り替えが用意されています。チームは席数課金で、クレジットはワークスペース全体で共有されます。公式には 3 席で年額 $3,564、$1,548 お得という例が示されています。

プランの差はどこに出るのか

クレジット量以外に、公式が特典として挙げている差は次の 4 点です。

項目ベーシックスタンダードプロ/チーム
リラックスモードでの無制限生成なしありあり
同時に走らせられる生成タスク最大 8 件最大 12 件最大 20 件(チームはワークスペースあたり 32 件)
キャラクター動画の尺5 秒・10 秒5 秒・10 秒20 秒・30 秒まで拡張
AI アバターの尺5・10・20 秒5・10・20 秒最長 60 秒

4K 動画・6K 画像の高画質化、透かしの無い出力、スタイルテンプレートの解放、クレジットの追加購入は、公式表記ではベーシックを含む全プランに付いています。優先サポートはプロとチームのみです。


クレジットはどう減るのか — 秒課金と回数課金

ここが DomoAI の料金でいちばん誤解しやすいところです。消費量の数え方はひとつではなく、モデルによって「1 秒あたり」と「1 回あたり」に分かれます。料金ページの「タスクごとにいくつのクレジットが必要ですか?」を開くと、公式の消費量表が出てきます。主なものを書き出します。

機能モデル・条件消費クレジット
画像→動画Seedance 2.0 Fast / 480P10/秒
画像→動画Seedance 2.0 Fast / 720P20/秒
画像→動画Seedance 2.0 / 480P12/秒
画像→動画Seedance 2.0 / 720P24/秒
画像→動画Seedance 2.0 / 1080P56/秒
画像→動画DomoAI V2.4 Fast / 5 秒・10 秒7・15/回
画像→動画DomoAI V2.4 Advanced / 5 秒・10 秒20・50/回
フレーム→動画4/秒
テキスト→動画DomoAI V2.4 Fast / 5 秒・10 秒7・15/回
テキスト→動画DomoAI V2.4 Advanced / 5 秒・10 秒20・50/回
音声読み上げプリセット音声(100 語あたり)1/回
音声読み上げボイスクローン(200 語あたり)6/回

Seedance 系は秒課金で、しかも解像度で単価が変わります。480P から 720P で倍、720P から 1080P でさらに倍以上です。一方 DomoAI V2.4 系は尺ごとの固定額で、5 秒 7 クレジットから始まります。同じ「動画を 1 本作る」でも、選ぶモデルと解像度で消費量が一桁違います。

上の表は公式の消費量表から主なものを抜き出したものです。キャラクター動画や動画→動画など、ここに載せていない機能も同じ表に記載があります。


公式が示している「作れる本数」の目安

料金ページには、プランごとに「およそ何枚の画像または何本の動画が作れるか」という目安が添えられています。

プラン月間クレジット公式の目安
ベーシック600約 150 枚の画像または 85 本の動画
スタンダード2,200約 550 枚の画像または 314 本の動画
プロ8,000約 2,000 枚の画像または 1,142 本の動画
チーム24,000約 6,000 枚の画像または 3,428 本の動画

あわせて、プロプランの月間クレジットを機能別に割った目安も公式に掲載されています。

機能公式の目安
オムニリファレンス約 266 本
画像→動画生成約 1,142 本
テキスト→動画生成約 1,142 本
フレームから動画へ約 2,000 本
キャラクターから動画へ約 533 本
動画→動画変換約 533 本
AI アバター約 533 本
テキスト→画像生成約 2,000 枚
画像編集約 800 枚
音声読み上げ約 8,000 件

これらはあくまで公式が示す目安です。前の節のとおり消費量はモデルと解像度と尺で変わるため、同じクレジット数でも実際に何本作れるかは選ぶ設定によって動きます。契約前に見積もるなら、この目安ではなく消費量表のほうを自分の使う条件に当てはめて計算してください。


クイックモードとリラックスモード

DomoAI には生成モードが 2 つあります。料金ページの注記は「リラックスモードではクレジットを消費せずに生成できますが、時間がかかります」と書いています。つまりクレジットを使って速く出すのがクイック(高速)、待つ代わりに減らさないのがリラックスです。

ただしリラックスは全部のモデルで使えるわけではありません。公式のプラン欄には、スタンダード以上で次のように書かれています。

モデルスタンダード以上での扱い
DomoAI 2.5 / 2.4.1リラックスで無制限
GPT Image 2リラックスで無制限
Nano Banana 2 / Nano Banana Proリラックスで無制限
MiniMax H3Fast モードのみ
Seedance 2.5Fast モードのみ
Seedance 2.0Fast モードのみ

整理すると、無制限に生成できるのは DomoAI 自社モデルと画像系モデルで、Seedance と MiniMax H3 は無制限の対象外です。「無制限だから使い放題」と読むと、いちばん使いたいモデルが対象外だった、ということが起こります。ベーシックにはリラックスでの無制限そのものが付きません。

無料でどこまで試せるかは次の節で扱います。他社ツールの無料枠がどのくらい実用になるかは 生成 AI で写真から動画を作る|無料枠で 3 本作って本番サイトに載せた にまとめています。


商用利用と権利の扱い

仕事で使えるかどうかは、契約前にいちばん確かめたい点です。公式サイトのよくある質問には、生成したコンテンツはマーケティング動画・SNS コンテンツ・広告・クライアント案件といった商用目的で利用でき、生成物の権利は利用者に帰属して自由に収益化できると説明されています。クレジット表記の義務や用途の制限についての記載はありません。

無料で試せるかについても同じ FAQ に記載があり、クレジット付きの無料プランがあり、初期費用なしで動画や画像を作れるとされています。ただし付与されるクレジット数そのものは公式サイトに明記されていません。前掲のプレスリリースには「新規ユーザーは無料クレジットでいずれかのモデルを 1 回試用可能」との記述があるので、まずは 1 本作って感触を見る規模だと考えておくのが安全です。

なお、利用規約の全文は現在たどり着けません。公式サイトのフッターにある「Terms of Service」のリンクが、2026 年 9 月 4 日時点で 404 を返す状態になっています(プライバシーポリシーのページは通常どおり開けます)。上記の商用利用の可否は FAQ に書かれている内容であり、規約本文で条件を確かめたい場合はサポート窓口に問い合わせてください。


まとめ

DomoAI は、画像・テキスト・動画・音声のどれからでも動画を作れるブラウザ完結型のサービスです。料金はベーシック $13 からのクレジット制で、年払いなら $9 まで下がります。押さえるべき点は 2 つで、クレジットは秒課金と回数課金が混在していること、そしてリラックスモードの無制限は Seedance と MiniMax H3 には効かないことです。

まずやることは、自分が作りたい尺と解像度を決めて、消費量表に当てはめて 1 本あたりの消費クレジットを出すことです。そこが決まれば必要なプランは自動的に決まります。実際に思った通りの映像を出すには指示の書き方が効いてくるので、契約前に AI 動画生成は指示の出し方で 9 割決まる にも目を通しておくと、無駄な生成を減らせます。


よくある質問

Q. DomoAI とはどんなサービスですか?

シンガポールの DOMOAI PTE. LTD. が提供する、ブラウザ上で動画と画像を生成できる AI サービスです。画像から動画、テキストから動画、動画から動画、フレームから動画、AI アバターなどの機能があり、画像生成やアップスケールもひとつの画面で扱えます。同社の発表によれば設立は 2023 年 3 月 31 日、利用者は 300 万人を超えています。

Q. 料金はいくらですか?

公式の料金ページによると、月払いでベーシック $13、スタンダード $42、プロ $142、チーム $142(1 席あたり)です。年払いを選ぶとそれぞれ $9、$29、$99、$99 相当まで下がり、公式表記では「30% 以上お得」となっています。月間クレジットはベーシック 600、スタンダード 2,200、プロ 8,000、チーム 24,000 です。

Q. クレジットはどのように消費されますか?

2 通りあります。Seedance 系は 1 秒あたりの課金で、公式の消費量表では Seedance 2.0 の 720P が 24 クレジット/秒、1080P が 56 クレジット/秒です。DomoAI V2.4 系は 1 回あたりの固定額で、Fast の 5 秒が 7 クレジット、Advanced の 10 秒が 50 クレジットと記載されています。同じ 1 本でも、選ぶモデルと解像度と尺で消費量は大きく変わります。

Q. リラックスモードなら本当に無制限に生成できますか?

対象のモデルに限れば、公式表記では無制限です。ただしスタンダード以上のプランが条件で、ベーシックには付きません。さらに公式のプラン欄では、Seedance 2.5・Seedance 2.0・MiniMax H3 は「Fast モードのみ」と書かれており、リラックスでの無制限生成の対象外です。無制限になるのは DomoAI 2.5・2.4.1 と、GPT Image 2・Nano Banana 系の画像モデルです。

Q. 無料で試せますか?

試せます。公式サイトのよくある質問に、クレジット付きの無料プランがあり初期費用なしで動画や画像を作れると記載されています。ただし付与されるクレジット数は公式サイトに明記されていません。同社が 2026 年 8 月 24 日に配信したプレスリリースには「新規ユーザーは無料クレジットでいずれかのモデルを 1 回試用可能」とあるので、まず 1 本作って確かめる規模と考えておくのが無難です。

Q. 生成した動画を商用で使えますか?

使えます。公式サイトのよくある質問では、DomoAI で作成したコンテンツはマーケティング動画・SNS コンテンツ・広告・クライアント案件などの商用目的に利用でき、生成物の権利は利用者に帰属して自由に収益化できると説明されています。ただし利用規約の本文は、フッターの「Terms of Service」リンクが 2026 年 9 月 4 日時点で 404 を返すため参照できません。条件を厳密に確認したい場合はサポート窓口へ問い合わせてください。

Q. 日本語で使えますか?

使えます。公式サイトは /ja/ 配下に日本語ページが用意されており、料金ページやプラン名、機能名も日本語で表示されます。ヘルプセンターなど一部は英語のままの箇所があります。


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